アーユルヴェーダの歴史は5000年前にも遡り、インドやスリランカでは伝統医学として今なお信頼されている生命科学の一つです。
このような歴史的背景から、近年医療機関や介護施設、または健康や予防医学の観点から、アーユルヴェーダが注目されています。
そんなアーユルヴェーダについて、仕事内容や就職場所などを紹介しながら、資格取得方法やおすすめの通信講座などをまとめました。
心身の健康を保っている部分を「ドーシャ」と言い、アーユルヴェーダはこの「ドーシャ」と呼ばれる3つの要素(ヴァータ・ピッタ・カパ)を用いて、身体を整えることを目的としています。
ドーシャは人により優位性が異なるとされていて、そのドーシャを診断し、それぞれに合う方法で健康問題の改善、リラクゼーションや美容を行うのがアーユルヴェーダセラピストの役割です。
インドやスリランカでは医学として扱われるアーユルヴェーダですが、日本ではリラクゼーションやエステなどで取り扱われています。
医学として扱われている国もあることから、今後はエステやリラクゼーション以外での需要や活用も大いに期待できるでしょう。
では、アーユルヴェーダの知識やセラピストとして活躍できる職業には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
日本では、リラクゼーションの一環としてアーユルヴェーダの施術をしている場合がほとんどです。
しかし最近では、身体に作用する方法の一つとしてその理論が役立てられることから、リラクゼーション目的の場所だけでなく、健康促進や体質改善などの現場でも活用されています。
リラクゼーションやエステサロン、ヨガスタジオ等で活躍する方は、施術の総合的なスキルアップとしてアーユルヴェーダの活用が可能です。
また、セラピストとしてより専門性を高めたりスキルを上げたりしていくことによって、個人サロンのオープンもできるでしょう。
アーユルヴェーダの根本理論である「予防医学」という側面から、医療現場や介護・リハビリテーションなどの現場でアーユルヴェーダを取り入れている例があります。
今後、これらの現場に、ますます活かせるものとして広がっていく可能性が大いにあると言えるでしょう。
アーユルヴェーダセラピストとして実技や知識を教える立場の仕事が、カルチャースクールなどの講師です。
アーユルヴェーダの知識はもちろん、その魅力についてたくさんの人に知ってもらう機会ができる重要な役目でもあります。
アーユルヴェーダセラピスト資格を取得するには、資格を発行する協会が行う試験を受験して合格するか、協会認定の通信講座の特別講座を利用するかの2択となります。
以下は、日本メディカル心理セラピー協会が行うアーユルヴェーダセラピスト資格試験の内容です。
受験料 | 10,000円(税込) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | インターネット |
試験は在宅で受けられ、受験の条件は特に設けられていないことから、申し込めば誰でも受けられます。
試験日程については1ヶ月前に申し込んだ後、翌月の月末が試験期間となり、答案を期限までに提出する形式です。
一方、専門の通信講座があり、「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」の資格取得講座が協会認定となっています。
これら資格取得講座の特別講座では、卒業課題の提出とその合格により協会が開催する試験は免除となり、アーユルヴェーダセラピスト資格の取得となります。
協会の試験に受験の条件は設けられておらず、学習方法は自由に選択可能です。
協会認定の通信講座では、試験対策のテキストが用意されており、資格取得に直結した内容となっています。
その利点を踏まえ、資格試験免除の特別講座を利用すべきかを考えてみましょう。
アーユルヴェーダセラピスト資格を試験免除で取得できる「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」では、通常通り試験を受ける講座も用意されています。
2つの認定講座について、それぞれ受講料などの詳細を紹介します。
諒設計アーキテクトラーニングでは「アーユルヴェーダアドバイザーW資格取得講座」の中に、アーユルヴェーダセラピスト資格の試験に向けた教材が入っています。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | アーユルヴェーダアドバイザー アーユルヴェーダセラピスト |
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受講料 | 59,800円 分割:3,300円の20回払(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
基本講座も協会が認定した教材なので、料金を抑えたい人やどちらかの資格だけの取得で充分と考える場合には最適です。
過去の試験傾向から作った対策問題や専門スタッフによる添削など、基本講座でも充実した内容とサポート体制が整っています。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | アーユルヴェーダアドバイザー アーユルヴェーダセラピスト |
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受講料 | 79,800円 分割:3,800円の24回払(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
試験免除を受けられる特別講座は、基本講座の内容に卒業課題が付属されています。
卒業課題で合格した場合は、アーユルヴェーダセラピスト資格と共に「アーユルヴェーダアドバイザー資格」も取得となります。
SARAスクールジャパンでは「アーユルヴェーダ資格取得講座」の中に、アーユルヴェーダセラピスト資格の試験に向けた教材が入っています。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | アーユルヴェーダアドバイザー アーユルヴェーダセラピスト |
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受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
こちらの講座の基本コースも協会の認定教材で、プロが監修した初心者向けのテキストが用意されています。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | アーユルヴェーダアドバイザー アーユルヴェーダセラピスト |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
試験免除が受けられる卒業課題付きのコースは、2つの資格を同時に取得できます。
学習完了後に卒業課題にすぐに挑戦できるため、協会の試験を受験するよりも早く資格を取得できる講座です。
2つの特別講座でアーユルヴェーダセラピスト資格と同時取得できるアーユルヴェーダアドバイザー資格は、日本占い師協会(JFTA)が発行している資格です。
JFTAは、知識や技術が一定水準を満たしていることを証明する団体です。
アーユルヴェーダセラピスト資格と併せて保有することにより、知識習得の説得力が増し、他人への指導を行うアドバイザーとして活動する際にも、有効に活用できます。
身体に直接作用するアーユルヴェーダは、的確なアドバイスや不調の原因を突き止めることからも正確な知識を求められます。
すでにアーユルヴェーダを活かせる職務の方は、資格取得はスキルアップの手段として有効ですし、これからアーユルヴェーダを学びたい方も通信講座を利用することで効率よく学びを進められます。
資格取得は、自分の知識や技術を確かなものに証明してくれ、信頼と自信に大きく繋げられるでしょう。
紹介した通信講座の資料請求は無料で行えます。まずは気軽に、申し込みしてみてください。