夢鑑定士®とは?
人間には2種類の意識があるといわれています。1つは「顕在意識(表面意識)」で、もう1つは「潜在意識(無意識)」です。
潜在意識は、ふだん自分では気づくことができない感覚や直感、心の動きのようなことです。過去における体験・出来事などの記憶やイメージ、日ごろの生活の中で見聞きしたこと・考えたことなどがいっぱいしまい込まれています。
そうした潜在意識がアトランダムに組み合わされ、虚実入り混じったシーンが重なって1つのストーリーを構成したものが「夢」と考えられています。
夢鑑定とは、そうした複雑なシーンやストーリーを細かく分析し、その人が感じていること・願っていることを判断したり、近日中に起こりそうな出来事を予測したりする方法です。
現実には絶対あり得ないようなことでも、夢の中には多くのメッセージが込められていて、それを読み解くことで問題解決の糸口を見つけることができるという考えが前提になっています。
夢鑑定士®は、クライアント(相談者)の夢を判断して助言を与えるのが役目ですが、夢は人によってさまざまですから定型的な解釈を一方的に話すのではなく、クライアントの立場に立って夢を適切に分析する必要があります。
そして、自分で答えを出すのではなく、あくまでもクライアントが自分自身で問題を解決できるように手助けするのが役割であることを認識することが大切です。
夢鑑定士®認定試験を受けるには?
この試験を主催しているのは「日本メディカル心理セラピー協会」で、年6回(偶数月)実施されています。とくに受験資格はありません。受験申込みから合否の発表までの流れは次のようになっています。
1.日本メディカル心理セラピー協会の公式ホームページにアクセスして、受験申込みページで必要事項を入力します。
2.同協会より受験票・解答用紙・返送用封筒が届けられますので、受け取る際に受験料10,000円(税込み)を配送スタッフに渡します(代金引換)。
3.試験期限内の都合のよい日に、在宅で試験に臨みます。終了したら解答用紙を返送用封筒に入れ、提出期限に間に合うように投函します。
4.翌月20日に同協会より合否の通知が発送されます。
日本メディカル心理セラピー協会の試験は、リラクゼーションや心のケアを中心とした知識およびスキルが一定水準以上であることを認定するものです。夢鑑定士®のほかにメンタルヘルスカウンセラー、アロマセラピスト、カラーセラピスト認定試験なども行っており、同時に複数の試験を受けることが可能です。
夢鑑定士®認定試験の口コミ・評判は?
ここで実際に資格を取った人たちの口コミを調べてみましたのでご紹介しましょう。
「空を飛ぶ夢を見たときとてもいいことがあって、それが夢占いに興味をもったきっかけです。自分だけでなく、ほかの人の夢も占ってハッピーな気分にしてあげられたらいいなあと思っています」
「看護師をしています。入院中の患者さんを励ます手段として夢占いを取り入れたいと思って勉強しました。病棟ではすっかり占いの先生にされています(笑)」
「ネイルサロンを開く計画をしているんですが、夢を占ってアドバイスもしてあげたら喜んでもらえると思い、両方の資格を取りました」
「うれしい夢が必ずしも吉夢ではなく、反対に不吉な夢が運気上昇を啓示しているというところなど、夢占いは奥が深くて興味が尽きませんね」
「よくないことを暗示する夢を見たときは気分も落ち込むけど、それは注意警告だから、そうならないようの気をつけようと考えられるようになったのでよかったです」
この資格でできることは?
セラピスト(therapist)は「療法士」という意味で、心理療法や理学療法などの医療レベルのセラピストに対し、夢鑑定の場合は癒し・リラクゼーションレベルのセラピストとされています。
資格を取得すれば自宅で占い教室やサロンを開いて、指導に当たったり個人的な悩み事の相談に応じたりすることができます。
また、接客業や営業職に就いている方が、話題作りのために夢占いを活用して成果を上げているというケースも少なくありません。
まとめ
占いには数多くの種類がありますが、夢占いがほかの占術と異なるのは心理学的要素が強い点です。そのため、もともと心理学に関心があってその入り口として夢占いを学ぶという方が多いようです。あなたも夢占いに関心をもたれたら、ぜひ日本メディカル心理セラピー協会のHPで試験日などの詳細をチェックしてみてください。