データベースに蓄積されているデータから必要な情報を探し出すのがサーチャー。サーチャーは「情報検索技術者」や「データベースサーチャー」とも呼ばれます。サーチャーは、依頼者が求める情報をコンピューターやインターネットなどに蓄積されている膨大なデータの中から、検索を駆使して必要かつ最適な情報を提供するのが仕事です。
情報化社会とインターネットやネットワークが発達した昨今、必要な情報を得る為の時間は短縮され、サーチャーという仕事が社会で必要な仕事として認知されるようになりました。
依頼主が求める情報をインターネットやネットワーク上の情報を通じて、国内のみならず海外にまで検索範囲を広め、いち早く検索して的確な情報提供をします。そのためには、依頼主が求める情報への理解力が求められ、実際に検索された結果や情報が依頼主の求める情報か否かの判断が出来る理解力、そして膨大なデータの中から必要な情報を探し出す知識と経験、また翻訳などの処置や加工技術も求められます。
サーチャーにはデータベースに関する知識、パソコンやネットワークに関する専門的な知識、最適な情報だけを選別できる技術、英語などで提供されている情報を理解できる語学力、得られた情報を依頼主がわかりやすいように纏める能力などが求められる仕事といえます。
サーチャーの働く業界
IT系企業、リサーチ会社、特許代行会社、医薬品メーカーなどで募集がされていますが、他業務と併用している場合が多く、専任業務の求人はまだ一般企業では少ないようです。在宅業務として委託業務の一環として仕事をされている方も多く存在します。
- IT系企業
- リサーチ会社
- 特許代行会社
- 医薬品メーカー
- 在宅
サーチャーになるには
サーチャーとして働く際には、特に必要な資格はありませんが、(社)情報科学技術協会が認定する情報検索基礎能力試験、情報検索応用能力試験2級などを取得すると就職に有利でしょう。