職場や事業場などの安全に係る診断や指導を行うのが労働安全コンサルタント。国家資格を取得し、労働安全コンサルタント名簿に登録する事によって、労働安全コンサルタントとしての業務を行うことが出来ます。
仕事には、工具や工機を使用する作業、重機を取り扱う作業、高所での作業などのように、生命の危険や怪我をする可能性のある仕事もある為、労働安全コンサルタントは、作業が安全に行う事ができるような設備や準備がされている職場かどうか、診断・指導をする仕事をしています。
労働安全コンサルタントの主な仕事として、職場の安全診断を行って改善点などの指導、安全に作業が出来る基準の作成と指導、新しい工場の建設や新しい機材を導入する際の安全面の指導、安全に作業をする為の専門的教育や訓練、安全に作業できる職場かどうかの評価や調査、事故が起きた場合の原因究明と対策案の作成などを行っています。
企業として従業員の生命と安全の確保は必要不可欠な事項である為、常に安全に仕事が行えるかどうかを注視する義務があります。その為、企業は労働安全コンサルタントに依頼し、職場や作業方法に問題が無いか、安全に作業が出来る環境か、という事を調査してもらい、必要に応じて安全対策を講じるなどを行っています。日本には、工場や生産拠点が多く存在しており、また安全への意識や取組みも年々向上している事から、労働安全コンサルタントは、需要が高まってきている仕事の一つと言えます。
労働安全コンサルタントの働く業界
製造業、建設業、造船業など製造の関わる様々な職種で募集がされています。また独立して開業されている方も多く存在します。
労働安全コンサルタントになるには
労働安全コンサルタントとして働く際には、厚生労働省が認定する労働安全コンサルタント資格を取得して、労働安全コンサルタント名簿に登録することで労働安全コンサルタントの職務を行う事が出来ます。