ピアノを習いにくる生徒さんにピアノを教えるのがピアノ講師。ピアノ講師には、組織(企業)が運営しているピアノ教室で講師をする場合と、独立して個人でピアノ教室を開校して講師をする場合とに分かれます。
組織が運営しているピアノ教室で講師をする場合、グループレッスンなどは生徒さんのレベルに分かれてクラスが編成され、個人レッスンと共に生徒さんのレベルに合った教育カリキュラムや教材がすでに用意されていることから、定められたカリキュラムや組織の指導方針に沿って指導をするようになっており、ピアノ講師は組織の一員として役割が明確になっています。また、組織が運営しているピアノ教室では、組織が定めたピアノ講師の免許が必要となり、ある一定の演奏レベルや指導レベルが必要になります。
個人でピアノ講師を開校して講師をする場合は、主に個人レッスンでの指導となり、生徒さんの成長とともに演奏のレベルを上げていくなど、講師が指導方法や教材を自分で決めることが出来き、組織のピアノ教室とは違って自由に指導することが出来ます。その半面、講師が生徒募集するなどをして生徒の確保をする必要があり、生徒数に応じた収入となります。また、生徒さん宅に伺って出張レッスンなども行っています。
ピアノ講師の働く業界
ピアノ講師は楽器メーカーや楽器販売店などが運営するピアノ教室などで募集がされており、正社員や契約社員で雇用される場合もあれば、副業としてアルバイトとして働く方もいます。また、独立して個人教室を開校する方も多く存在します。
ピアノ講師になるには
ピアノ講師に必要な資格はありませんが、(一)全日本ピアノ指導者協会のピアノ指導者検定などを取得すると良いでしょう。楽器メーカーが運営しているピアノ教室などでは、ピアノ教室独自の講師資格などを取得する必要がある場合があります。