障害を持つ様々な人達が利用している施設などで、社会生活が出来るような技術を指導するのが職業指導員。作業指導員とも言います。作業指導員は、障害の内容に応じて、職業上の技術を習得させる訓練や指導を行い、作業指導や生活支援を通じて、障害のある方たちの社会復帰を支援する事を目的としています。
職業指導員は、身体に障害がある方や知能に障害を持つ方などに、その方に合った仕事やその方が出来る仕事など、また、希望される仕事などから仕事を選定し、パソコン業務、木工作業、園芸、陶芸、縫製作業などから、障害を持たれた方でも力が発揮できるように職業訓練のプラン作りや指導方法などを決めて、実際に一緒に仕事をしながら技術指導などを行います。
職業指導員は、障害を持たれている方に実際に作業指導を行う為、仕事を指導するのに必要な経験や技術、障害がある方でも作業が出来るように教える事が出来る指導力、満足に身体を動かす事が出来ない方が安全・安心して出来る作業指導が求められ、障害者への十分な理解と、仕事に対する熱意を持って取り組める方が職業指導員、障害者に温かく接する事の出来る人間性が求められると言えます。また、障害を持たれる方たちが作業を通じて、自分に自信を持ち、作業に喜びを見出し、人間関係の構築などによって、今後の人生に明るい未来や目標が持てるように、指導を行う大切な役割を担っています。
職業指導員の働く業界
知的障害者福祉施設、身体障害者福祉施設、児童福祉施設などで勤務されており、公立の施設が多い為、公務員として働いている方が多数を占めてします。また、求人に関しては決して多くは無い為、就職するのは難しい状況です。
・知的障害福祉施設
・身体障害者福祉施設
・児童福祉施設
職業指導員になるには
職業指導員を目指すためには、職業指導員や福祉に関する知識や技術が必要となる為、福祉に関する学校や養成施設などで知識や技術を身に付けて、資格を取得するのが一般的です。
職業指導員の給料
・就業時間:160時間/月 ※就業場所によって異なる
・平均給与:18~20万円/月(初任給)
・男女比率:(男性)6:(女性)4
職業指導員に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
職業指導員として働く際には、特に必要な資格はありませんが、厚生労働省が認定する国家資格の社会福祉士や介護福祉士などの資格を取得していると就職に有利でしょう。
職業指導員への近道アドバイス
職業指導員になりたいなら、介護や福祉に関する学校や養成施設などで、介護や福祉に関する知識や技術を身に付けて資格を取得するのが一番でしょう。
今、業界で人気の職業指導員ランキング
- 社会福祉士:厚生労働省
- 介護福祉士:厚生労働省
- 知的障害福祉士:厚生労働省