知識や技術を身に付けるために資格取得を目指すときに、なるべく広い範囲で使える資格を選びたいという人もいるでしょう。
行動主義心理アドバイザー資格は、心理系の専門的な職業での活用はもちろんのこと、一般企業でも取り入れられる部分がある資格になっています。
ここでは行動主義心理アドバイザー資格について、活用できる職業や通信講座などの取得方法についてまとめています。
行動主義心理学に関する基本的な知識を持ち、その知識をコミュニケーションやアドバイスとして利用できることを証明するのが行動主義心理アドバイザー資格です。
教える力を中心とした資格を取り扱う日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しています。
資格取得後は、行動主義心理が関わる職業において知識や指導力があることを提示できるので、就職の際のアピールポイントやお客様に信頼される要素として役立ちます。
行動主義心理学は専門的な職業ではお客様へのカウンセリングや指導といった形で、一般的な職業では自分の見せ方や相手の理解といった形で活用できます。
行動主義心理アドバイザー資格取得後に活用できる職業を紹介します。
行動主義心理学を現状の不安や悩みを改善していく職業として活用するのが、行動主義心理カウンセラーです。
メンタル系のクリニックや民間施設が主な勤務場所になり、その他にも一般企業の専属カウンセラーとして就職することもあります。
行動主義心理学を学びたい人に対して、座学を中心に教えていくのが、行動主義心理の講師です。
市町村が経営するカルチャーセンターなどが主な勤務場所になりますが、自宅を教室として開放する、マンションの一室を借りるなど、様々な施設や場所が候補になり得ます。
一般企業で働く人でも、行動主義心理学の考え方を仕事やコミュニケーションに取り入れることで活用できる場合があります。
相手の言動から心理を読み取ることで、自分の話し方や態度を相手の状態に合わせたものにできれば、円滑なコミュニケーションを実現できます。
行動主義心理アドバイザー資格の取得方法は、発行元の協会による資格試験の受験か、協会が認定する通信講座の特典の利用から選ぶことになります。
まずは、日本インストラクター技術協会による行動主義心理アドバイザーの資格試験です。
受験料 | 10,000円(税込) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
協会の資格試験は2ヶ月に1回の頻度で開催されていて、在宅受験できることから、時間や場所に縛られずに挑戦できます。
一方、日本インストラクター技術協会が認定している通信講座・教材は「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」です。
2つの通信講座では、協会が発行した卒業課題を提出することで、資格試験に合格した扱いで対象となる2つの資格を同時取得できる特別講座が用意されています。
行動主義心理アドバイザー資格と同時取得できるのは、「行動心理カウンセラー資格」です。
なお、2つの認定通信講座では協会の資格試験の対策になる教材で効率的に勉強できるため、受験に向けた学習方法としておすすめです。
ここでは、資格試験の合格扱いで行動主義心理アドバイザー資格を取得できる2つの認定講座について詳しく紹介します。
諒設計アーキテクトラーニングでは「行動心理カウンセラーW資格取得講座」の中に、行動主義心理アドバイザーの資格試験向け教材や資格試験を合格扱いにできる卒業課題が用意されています。
まずは、教材のみの基本講座の内容です。
対象となる資格 | 行動心理カウンセラー 行動主義心理アドバイザー |
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受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
教材はいくつかの項目に分けられていて、1つの項目が終わると添削課題を提出して理解できているかを確認していきます。
添削時のコメントや質問用紙による回答など、専門スタッフのサポートを受けながら学習できる環境が整っています。
次に、卒業課題付きのスペシャル講座の内容です。
対象となる資格 | 行動心理カウンセラー 行動主義心理アドバイザー |
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受講料 | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
基本講座と同じように学習を進めて、5回目の添削課題を終えた後に卒業課題を提出すると、2つの資格が同時取得できるようになっています。
教材や添削課題は資格試験に向けた内容ですが、それが理解できるレベルであれば卒業課題は問題なく解答できるので、難易度が高い試験というわけではありません。
関連する資格を保有しておけば、複数の協会から認められるような知識や実力があると見られやすくなるメリットがあります。
SARAスクールジャパンでは「行動心理資格取得講座」の中に、行動主義心理アドバイザーの資格試験向け教材や資格試験を合格扱いにできる卒業課題が用意されています。
まずは、教材のみの基本コースの内容です。
対象となる資格 | 行動心理カウンセラー 行動主義心理アドバイザー |
---|---|
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
2つの資格に関する教材になっていますが、同じ「行動(主義)心理」を取り扱う資格であることから、どちらにも活用できる知識が身に付けられます。
次に、卒業課題付きのプラチナコースの内容です。
対象となる資格 | 行動心理カウンセラー 行動主義心理アドバイザー |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
5回目の添削課題の後に卒業課題を提出するところなど、先ほどのスペシャル講座と同様の形式になっています。
受講開始から卒業課題の提出まで最短2ヶ月での終了も可能なので、なるべく早く資格取得を目指したい人にもおすすめの講座です。
特別講座で同時取得できる行動心理カウンセラー資格は、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が発行している心理系資格です。
JAAMPの資格はメンタルケアに関する知識や技術が一定の水準にあることを証明する資格で、この資格では行動心理学の知識とそれによるカウンセリング技術が証明されます。
行動主義心理アドバイザー資格と一緒に持っておくことで、行動主義心理の習得率の高さをさらにアピール可能になり、信頼するに足る人物として見られることが期待できます。
行動主義心理アドバイザー資格は、行動主義心理をコミュニケーションやアドバイスとして利用できるエキスパートと認められた証明になり、カウンセリング業務を中心に活用できます。
また、一般企業で働く人も社内外における普段のコミュニケーションを円滑にするための考え方や手段として、行動主義心理を取り入れられます。
行動主義心理アドバイザー資格の取得に意欲が出てきた人は、資格試験の概要や通信講座のカリキュラムなどを確認してみてください。