目の見えない人(盲目者、視覚障害者)に、歩行を介助する盲導犬との歩行指導をするのが盲導犬歩行指導員。道路交通法により、盲目者や視覚障害者は、道路を歩く時に白い杖を使うか盲導犬を連れて歩かなければならないと定められています。盲導犬は盲目者の手足となって、安全に歩行が出来るように訓練された犬ですが、盲導犬が居るからといって、盲目者が直ぐに歩けるようになるわけではありません。そのため、盲導犬歩行指導員は、盲目者や視覚障害者の方に、盲導犬を連れた歩き方の指導を行うのが仕事です。
盲導犬は日常生活のあらゆる場面で、視覚障害者をサポートしてくれるように訓練がされており、命令者の求めに応じて行動をしますが、盲導犬がきちんと機能する為には、視覚障害者が盲導犬をうまく扱い、うまく命令ができなければなりません。その為に盲導犬歩行指導員は、視覚障害者に対し、盲導犬の扱い方や命令の出し方、盲導犬の行動パターンなどを教え、盲導犬を自分の手足のように扱える様に指導を行います。特に歩行訓練では、盲導犬は歩行のサポートは出来ますが道順が分からないので、視覚障害者が地図を確認し、盲導犬に道のりを示さなければ目的地に着く事も進む事も出来ません。盲導犬歩行指導員は、視覚障害者に指導する事によって、盲導犬を最大限に活かす事が出来るようにするのが仕事です。
盲導犬歩行指導員の働く業界
主に全国の盲導犬訓練施設、盲導犬協会などが就職先となりますが、求人は少なく、なかなか就職出来ないのが現状です。
・盲導犬訓練施設
・盲導犬協会
・福祉施設
盲導犬歩行指導員になるには
盲導犬歩行指導員を目指す為には、全国にある盲導犬協会に研修性として就職するか、日本盲導犬訓練士学校に於いて、盲導犬訓練士としての知識や技術を身に付けて、盲導犬訓練施設などに就職するのが一般的です。
盲導犬歩行指導員の給料
・就業時間:180時間/月 ※就業場所によって異なる
・平均給与:17~19万円/月(初任給)
・男女平均:(男性)3:(女性)7
盲導犬歩行指導員に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
盲導犬歩行指導員として働く際には、(公)日本盲導犬協会が認定する盲導犬歩行指導員の資格を取得する必要がありますが、その為には、盲導犬訓練士学校に於いて3年間就学し盲導犬訓練士をまず取得する必要があります。
盲導犬歩行指導員への近道アドバイス
盲導犬歩行指導員になりたいなら、盲導犬訓練士学校にて3年間就学し盲導犬について知識や技術を習得して資格を取得するのが一番でしょう。
今、業界で人気の盲導犬歩行指導員資格ランキング
- 盲導犬訓練士:(公)日本盲導犬協会
- 盲導犬歩行指導員:(公)日本盲導犬協会