専門的な知識や技術を証明するために資格を取得することは、仕事で活躍できる可能性を広げてくれる手段になっています。
その中でつぼ押し士資格は、整体師としてつぼ押しの実践や、講師としてつぼの知識を指導するなど、つぼ関連の仕事で活躍する可能性を広げる資格の1つです。
この記事ではつぼ押し士資格について、資格取得後に活用できる職業や資格の取得方法をまとめていきます。
つぼの正確な位置と対応箇所を把握し、体調や健康状態に合わせた押し方を身に付けるなど、つぼ押しの知識やそれを指導する力を証明するのがつぼ押し士資格です。
他人に教えられるような力があることを証明する資格を取り扱う日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しています。
資格取得後は、つぼ押しの実践知識や指導力を提示できるようになり、書類審査や面接において有利に働く資格になります。
つぼ押しの知識やそれを指導する力は講師や整体師として仕事をする上で活用できます。
2つの職業について仕事内容や勤務場所を紹介していきます。
つぼ押し士資格で証明できる指導力を活用する場合は、つぼの知識を学びたい生徒達に座学、もしくは実践で教えていく、講師が候補になります。
主な勤務場所は、カルチャーセンターやイベント会場で教室を開講していく形がある他、自宅開業で講師活動を始める人もいます。
つぼ押しを実践的に仕事で活用する場合は、不調をヒアリングしながら施術を行っていく、つぼ整体師やエステティシャンが候補になります。
主な勤務場所は、つぼ整体院やエステサロンになりますが、この時に注意しなければならないのは、つぼトレーナー資格では国家資格が必要な医療類似行為を行えないところです。
つぼ押しに資格は必須ではありませんが、医師以外が「あん摩マッサージ、はり師、きゅう」による施術を行う場合は、それに合わせた国家資格が必須になっています。
そのため、つぼトレーナーとして就職先を探す際は、つぼ押しに限定した整体院やサロンを探しましょう。
つぼ押し士資格を取得するには2つの方法から選択できます。
1つは発行元である日本インストラクター技術協会の資格試験を受験して合格することです。
受験料 | 10,000円(税込) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
受験の条件に教材の指定はなく、誰でも申し込めるようになっていて、2ヶ月に1回の頻度で試験が開催されていることから、自分の都合の良いタイミングで挑戦できます。
もう1つは日本インストラクター技術協会が認定する通信講座で卒業試験を免除できる特別講座を受講することです。
つぼ押し士資格の協会認定講座は「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」になっていて、それぞれの基本講座では資格試験用の教材が用意されています。
それに加えて特別講座では、受講内容の最後に卒業課題の提出を行うことで、協会の資格試験を受験しなくても、つぼ押し士資格を取得できます。
さらに、特別講座では別の協会が発行するもう1つのつぼ資格についても同時取得できるので、1回の卒業課題の提出で2回分の試験免除が受けられるのです。
なお、つぼ押し資格の協会認定講座は上記の2つのみで、教材は資格試験対策に使える内容になっています。
そのため、学習方法としても2つの協会認定講座はおすすめです。
ここではつぼ押し士資格の協会認定講座である「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」について、受講料などの詳細情報を紹介していきます。
諒設計アーキテクトラーニングでは「つぼトレーナーW資格取得講座」がつぼ押し士資格に対応した講座になっています。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | つぼ押し士つぼトレーナー |
受講料 | 59,800円分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定)最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
学習内容としては教材を進めながら一定の区切りで添削課題を提出して、つぼ押しに関する知識を深めていきます。
1日30分の勉強を6ヶ月間続けることで終了する想定でカリキュラムが組まれていることから、1日の隙間時間を利用していくだけでも学習を進められます。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | つぼ押し士つぼトレーナー |
受講料 | 79,800円分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定)最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
上記の基本講座の内容を完了した最後に卒業課題を提出するようになっていて、合格すればそのまま2つのつぼ資格が同時取得できます。
卒業課題の解答以外は基本講座と変わらない期間で終了するので、勉強する時間が確保できる場合は最短2ヶ月で学習から資格取得まで完了できる講座です。
後にも紹介しますが、「つぼトレーナー資格」もつぼ関連の職業で提示できる資格で、複数の資格があることで、知識の証明をより確実なものにできるメリットがあります。
SARAスクールジャパンでは「つぼ資格取得講座」がつぼ押し士資格に対応した講座になっています。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | つぼ押し士つぼトレーナー |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定)最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
こちらのコースでも教材と添削課題によって普段の学習を進めていき、終了後は個別で協会の資格試験を受験することになります。
受講期間中は無料の質問制度が利用できるので、添削と合わせて間違いや疑問を解決しながら学習が進められます。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | つぼ押し士つぼトレーナー |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定)最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
卒業課題については、先の特別講座と同じ仕様で、最後に提出して合格すれば資格試験を受けなくても、つぼ押し士資格が取得できます。
教材や添削課題を進められているなら、卒業課題は問題なく解ける内容なので、確実な資格取得を目指す人におすすめのコースです。
協会認定講座で同時取得できるつぼトレーナー資格は、日本生活環境支援協会(JLESA)が発行している資格です。
JLESAの資格は各スキルを用途や目的別で使い分けられることを証明するという内容になっていて、この資格ではつぼ押しの基礎と実践的な応用ができることが証明できます。
つぼ押し士資格と一緒に持っておけば、2つの協会から知識や実力を認められたことをアピールでき、書類審査や面接での効果もさらに期待できます。
つぼ押し資格は、つぼ押しの知識やそれを指導する力を持ったつぼのエキスパートと認められる資格で、つぼ整体師や講師へ就職する際に大いに活用できます。
それらの職業で知識や技術を実践していくことで、知識をより深めたり、技術面が向上したりすることで、つぼ押し士の資格の価値はさらに高まることでしょう。
つぼ押し資格に魅力を感じた人は、協会の資格試験や協会認定講座の詳細を確認して、つぼ整体師や講師として働く可能性を検討してみてください。