エスニック料理資格は、エスニック料理の各地域の気候と風土、宗教や文化、食文化、食材に関する知識の習得が証明される資格です。
ここではエスニック料理資格で美容のエキスパートとして活用できる職業や必要性、そして資格取得のおすすめ講座をまとめていきます。
エスニック(ethnic)とは「民族的な」「異国感のある」をあらわす形容詞であり、イタリアン・フレンチ・中華といった定番のジャンルではない、異国感ある少々変わった料理を指します。
一般にはタイ・ベトナム・インドネシア・マレーシアなど東南アジアの料理を指すことが多いです。
広い意味ではインドなど南アジアの料理、トルコをはじめとした中東料理やモロッコなどアフリカの料理、ブラジルなどの中南米料理までが含まれます。
日本と同じく米が主食の地域が多くスパイスやココナッツミルク、パクチーといった食材を多用する地域も多く、中華料理や韓国料理とはまた違った味わいが魅力になります。
エスニック料理資格はレシピだけでなく、各国の歴史を含めた食文化の知識や調味料などを身に付けられます。
日本でも様々なエスニック料理の飲食店や、専門店やレトルト商品も増えている中、エスニック料理についての知識は飲食店や関連企業で生かされます。
料理教室の講師や、国際文化交流の際にも活躍できる知識の習得により、さらに楽しめるでしょう。
そのためには、知識を学び効果的な取り組み方を知る必要があります。
エスニック料理資格の取得方法は、主な取得方法として、以下の3つがあります。
手軽な方法として、エスニック料理に関する書籍は初心者向けのものが多いので、独学で学ぶ方法にはおすすめです。
しかしエスニック料理は、食文化の内容として主食や主菜から独自の調味料やお菓子、そしてお茶文化も含まれているため、独学だけでは難しい部分があります。
エスニック料理を教えるイベントやセミナーに通う時間に合わせられる方は参加して学ぶ方法です。
しかし、イベントやセミナーは単発開催のものが多く、そこで専門的な知識までを学ぶには教材で勉強する必要があります。
まとまった時間を確保しにくい人や確実に資格を取得したい人におすすめしたいのは、通信講座です。
エスニック料理について学べる通信講座の中には、所定の講座を修了すれば試験免除で資格が認定されるものもあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、自身のライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
今セミナーや料理教室で人気・注目を集めているのがエスニック料理ですが、エキスパートとして働ける仕事内容や年収はどのくらいなのでしょうか。
エスニック料理は、独自の食材や調理器具などを使う場合が多く、家庭ではなかなか作れない料理のため、外食で楽しむ料理として人気があります。
しかし、最近は、旅行先でその国独自の味に慣れた人たちが家庭でも作ってみたいというニーズも増えて、レトルトやスパイスなどの調味料も身近に感じるようになりました。
今後はまだまだ需要が伸びていき、エスニック料理専門店で働く場合、東南アジアや中近東の食文化について資格がある人はエキスパートとして収入も上がる可能性があります。
料理教室では、家庭料理やおもてなし料理などラインナップが数多く揃っている中、エスニック料理のアレンジレシピを教えられます。
郷土料理をアレンジしてスイーツも作れるうえ、レパートリーを増やし非日常的な食生活を楽しむアドバイスができます。
料理を楽しむだけではなく、お料理の話以外に異国文化の話も聞けるスタイルにアレンジすると人気店になるきっかけも作れるでしょう。
最近ますます注目されているキッチンカー営業の中に、エスニック料理が増えています。
エスニック料理は、さまざまな国の異文化や食材を選びながら、顧客満足の追求も魅力の一つです。
それにより、独自の強みもが生まれ、人気キッチンカーへの成長も期待できるでしょう。
キッチンカーの年収は個人差が大きいとされ、高い収入を得ている人は月収100万になります。
年収にすると1,000万以上、中間層では月収30万から40万で年収400万から500万とされています。
キッチンカー営業には、やり方次第や場所で収入が変わるのも魅力の一つです。
エスニック料理が日本で人気となったのは、外国特有の珍しさや健康への意識の高まりが関係しています。
パクチーブームによってエスニック料理に注目が集まっているといっても過言ではない中、まだエスニック料理を知らない人もいます。
そのため、非日常が味わえるエスニック料理を知ってもらい、食してもらう場所を提供するやりがいは大いにあります。
他にもエスニック料理には、自然豊かな大地で栽培されたスパイスやココナッツミルクを使用するため、新陳代謝を高めるダイエットや美容効果が期待できます。
エスニック料理だけではなく、色々な組み合わせ方法を取り入れ、素材の相乗効果によって満足度ややりがいに繋がります。
エスニック料理資格はいろいろありますが、取得後の活動や内容から代表的な資格を4つ挙げます。
エスニック料理ソムリエは、東南アジアをはじめとした各地域の気候と風土のほか、宗教や文化、食文化、食材に関する知識を持っている人を認定する資格です。
料理だけではなくお菓子や調味料、アジアのお茶文化などについても身につけられ、レシピアレンジにも役立ちます。
レストランのキッチンなどで知識を活かし、エキスパートとして戦力になれるでしょう。
アジア料理インストラクターは、アジアの各地域の気候と風土のほか、宗教や文化、食文化、食材に関する知識を持つと証明する資格です。
アジアをはじめアフリカや中南米、北欧の料理レシピの知識も身につくためエキスパートとして幅広く活躍できるでしょう。
スパイス香辛料ソムリエは、スパイスの種類や活用方法、スパイスの歴史について知っている方に対して認定証が与えられる資格になります。
資格取得のためには、次のような知識を学べます。
取得後は飲食業界でスパイスの知識を活かした仕事に就けます。
スパイスインストラクターは、代表的なスパイスの種類だけでなく、保存方法や賞味期限の品質管理方法やスパイスの防腐効果・スパイス料理の注意点などについても学びます。
料理に使用する場合の注意点やスパイスの歴史についての知識も学ぶため、取得後はカルチャースクールなどの講師として活躍できます。
エキスパートになるためにおすすめの資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)主催の「アジア料理インストラクター」資格試験です。
アジア料理インストラクターとは、各地域の代表的料理や食材、調理方法に関する幅広い知識を学べる資格です。
こちらは日本インストラクター技術協会(JIA)が開催している資格試験の内容です。
受験料 | 10,000円(税込) |
受験方法 | 在宅受験、期日までに解答用紙を提出 |
合格基準 | 70%以上の正答率 |
申込方法 | インターネットからの申し込み |
こちらは、誰でも試験が受けられる資格です。
費用を抑えて取得したい方は、独学で勉強して誰でも住宅受験が受けられます。
資格検定試験や申し込み期間は随時インターネットで発表され、試験期間中に解答し、提出期限までに返却用の封筒で解答用紙を提出します。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで 例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌月の20日 |
インターネットを利用して実施される本試験は、全国どこでも受験ができるうえ、忙しい社会人や主婦の方やこれから再就職を考えている方に挑戦しやすい試験となっています。
日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催の「エスニック料理ソムリエ」資格試験がおすすめです。
エスニック料理ソムリエは、アジア料理インストラクターと合わせた習得により、食文化や郷土料理の知識を活かしエキスパートとして活躍する場を広げられる資格です。
受験料 | 10,000円(税込) |
受験方法 | 在宅受験、期日までに解答用紙を提出 |
合格基準 | 70%以上の正答率 |
申込方法 | インターネットからの申し込み |
費用を抑えて取得したい方は、独学で勉強して誰でも在宅受験が可能です。
エスニック料理ソムリエ資格と同時に取得すると、さまざまな企業の美容やレストランなどでエキスパートとして働ける可能性が広がります。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで 例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌月の20日 |
こちらは、受験の条件は特に設けられていないため、誰でも在宅で受験できます。
一方、専門の通信講座があり、「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」の資格取得講座が協会認定となっています。
これら資格取得講座では、アジア料理インストラクターとエスニック料理ソムリエ資格が取得しやすい試験対策のテキストが用意されており、卒業課題の提出により協会が開催する試験は免除になるコースもあります。
その利点を踏まえ、資格試験免除の特別講座を利用すべきかを選びましょう。
アジア料理インストラクター資格を試験免除で取得できるおすすめ講座は、「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」です。
通常通り試験を受ける講座と受験免除となるお得な講座も用意されています。
「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」の認定講座について、受講料や期間などの詳細を紹介していきます。
諒設計アーキテクトラーニングでは「行動心理カウンセラーW資格取得講座」の中に、「エスニック料理ソムリエ」の資格試験対策に向けたテキストが入っており、この講座では2つの資格を同時取得するW資格が魅力です。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | エスニック料理ソムリエ資格 アジア料理インストラクター資格 |
受講料 | 59,800円 分割3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
こちらの基本コースは、費用を抑えて資格を取得したい方におすすめです。
諒設計アーキテクトラーニングは、1日30分のわかりやすいテキストの学習方法のため初心者でも約6ヵ月、集中して取得したい方は最短2ヶ月で無理なく習得できるのもメリットです。
空いた時間を活用して、自分のペースでエスニック料理ソムリエ資格を目指せる充実したテキストの利用は、忙しい人に魅力ある学習方法です。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | エスニック料理ソムリエ資格 アジア料理インストラクター資格 |
受講料 | 79,800円 分割3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
こちらは、特別講座です。
基本講座の内容との違いは卒業課題の追加で、卒業課題を提出すると試験免除となり「アジア料理インストラクター資格」も同時に取得できます。
取得後は履歴書やプロフィールの項目に記載できるうえ、アピールポイントが増え、食のエキスパートとして働ける可能性が広がるチャンスです。
SARA通信講座スクールが提供する「エスニック料理の資格認定」を行っている日本インストラクター技術協会、日本安全食料料理協会の認定講座です。
エスニック料理資格の試験に向けたテキストが入っており、「アジア料理インストラクター資格」も同時に取得できるおすすめコースもあります。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | エスニック料理ソムリエ資格 アジア料理インストラクター資格 |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
独学で勉強ができる方は、費用を抑えて受験が受けられる基本コースがおすすめです。
学習した後に自身で試験申し込みをして、各資格試験料金を協会に支払うと試験が受けられます。
試験日や試験申し込み期間などは上記に記載されており、ネット申し込みが簡単にできます。
一方、プラチナコースは、下記の通りです。
対象となる資格 | エスニック料理ソムリエ資格 アジア料理インストラクター資格 |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
プラチナコースは、短期間で確実に資格を取得したい方や忙しい方、仕事をしながら取得したい方におすすめ講座です。
卒業課題の提出で卒業時、アジア料理インストラクター資格も同時に認定されます。
エスニック料理ソムリエ資格は、様々な地域の気候、風土、宗教や文化を踏まえて、特徴をつかみながらレシピや実践を取り入れながら理解を深められます。
日本の食文化があるように、様々な国にも調味料や食材の違いだけではない奥深いエスニック料理の世界が広がっています。
そのためエスニック料理ソムリエ資格の知識はその応用により、美容アドバイザーとして活躍も期待できます。
様々な国の郷土料理について詳しくなる過程で、日本にあるお店はもちろん、現地に行って食べてみたくなるかもしれません。
あなたもエスニック料理ソムリエ資格を取得して味の世界旅行につなげてみませんか?
まずはその知識を手に入れるために、第一歩を踏み出しましょう。