資格の取得は、専門知識や技能が身に付き、仕事の幅を広げられるなど多くの利点があります。
山菜ソムリエも、山菜の適切な下処理や調理方法などを理解できるようになり、職業や今後の生活に活用できる資格の1つです。
ここでは、山菜ソムリエの資格取得方法や、活用できるおすすめの職業を紹介します。
山菜ソムリエとは、主に以下の知識を十分に身に付けている人に与えられる資格です。
山菜ソムリエの資格は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が発行しています。
資格取得後は、講師や料理研究家として活動ができる為、山菜に関する知識を他の人へ共有したい方におすすめです。
山菜ソムリエの資格取得後は、趣味として自宅で山菜料理を美味しく調理できるようになる他に、仕事においても有効に活用できます。
以下に活用できる職業を紹介していきます。
山菜の正しい調理方法や保存方法などを指導する際に活用できます。
自宅で旬の山菜を使った料理教室を開いたり、カルチャースクールで山菜の処理方法をレクチャーしたりするなど、講師として活躍できるでしょう。
山菜の知識を活用して考案したレシピをSNSに投稿したり、YouTubeで発信したりするなど、情報発信する際に役立ちます。
ただし、山菜の知識だけでなく、料理や栄養に関する知識や技術が必要となる職業です。
料理が得意な方や、既にレシピなどの情報を発信されている方はスキルアップに繋がります。
例えば、和食を提供する飲食店や旅館などでは山菜を提供する機会があります。
山菜を正しく調理したり、お客様へ詳しい説明ができたりするので、調理や接客の場において重宝される存在となるでしょう。
山菜以外の知識やスキルを多く求められる環境となりますが、専門性をアピールできるので社員としての評価に繋がるというメリットがあります。
山菜ソムリエの資格を取得する方法は以下の2つです。
日本安全食料料理協会が実施する試験を受ける場合、山菜ソムリエの試験内容は以下の通りです。
受験料 | 10,000円(税込) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
受験資格は特に設けられておらず、誰でも受験可能です。
試験期間中に自宅で受験し、定められた期限までに解答用紙を郵送で提出する形式となります。
それに対して、協会認定の専門通信講座に「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」があり、それぞれに資格取得講座が用意されています。
これらの資格取得講座には特別講座があり、卒業課題の提出が受理されると資格試験が免除され、山菜ソムリエの資格が取得できます。
ここからは、通信講座を利用して資格取得する場合にどの講座を利用すべきか、講座の内容を確認していきましょう。
山菜ソムリエの資格を試験免除で取得できる「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」では、通常通り試験を受ける方向けの試験対策講座も用意されています。
これらの認定講座について、詳しい内容を紹介していきます。
諒設計アーキテクトラーニングでは、「山菜ソムリエW資格取得講座」の中に、山菜ソムリエの試験対策教材が含まれています。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 山菜ソムリエ 山菜採り士 |
受講料 | 59,800円(税込) 分割 3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
この講座では、対策テキストや模擬試験の他に添削にも対応しており、試験対策におけるサポート体制が十分に整っています。
独学する方法もありますが、市場では過去の問題集が販売されておらず難易度が高い為、この講座では試験範囲を効率良く学習できます。
費用を抑えたい方や、どちらかの資格のみ取得したい方にもおすすめの講座です。
それに対して、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 山菜ソムリエ 山菜採り士 |
受講料 | 79,800円(税込) 分割 3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
試験免除で資格取得できる特別講座となっており、基本講座の内容に加えて卒業課題を1回提出する形式です。
課題を全て提出し、コースを卒業すると資格取得試験が免除され、2つの資格を同時に取得できます。
最短で資格を取得したい方、確実に2つの資格を取得したい方におすすめの講座となっています。
SARAスクールジャパンでは「山菜資格取得講座」の中に、山菜ソムリエの試験に向けた教材が含まれています。
以下は基本コースの内容です。
対象となる資格 | 山菜ソムリエ 山菜採り士 |
受講料 | 59,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
こちらも試験対策コースとなっており、初心者でもわかりやすく、学習しやすい協会認定の教材が用意されています。
それに対して、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 山菜ソムリエ 山菜採り士 |
受講料 | 79,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
こちらも試験が免除される特別講座となり、基本コースの内容に卒業課題1回が加わったコースです。
全ての課題を提出すると、山菜ソムリエと「山菜採り士」の2つの資格を同時に取得できます。
基本コースより受講料は高いのですが、山菜に関する資格を同時に効率よく取得できる点がメリットです。
また、関連する山菜採り士の資格取得により専門性の高さをアピールできます。
仕事の幅が広がり、キャリアアップに繋がるでしょう。
2つの特別講座で山菜ソムリエと同時に取得できる山菜採り士の資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しています。
山菜採り士は、山菜採りでのマナーやルール、山菜採りのシーズンなど山菜採りに関する知識を十分に身に付けている人に与えられる資格です。
山菜ソムリエと合わせて資格を取得すれば、安全に山菜が採れ、その山菜を調理して山菜料理を提供できます。
講師としてレクチャーする際にも、幅広い山菜の知識を活用してより具体的な指示やアドバイスができるでしょう。
山菜ソムリエは、山菜の種類、適切な下処理や保存方法などの知識を十分に身に付けている人に認められる資格です。
資格取得後は、講師や料理研究家、飲食・食品関連企業の社員として働く際に活用できます。
講座やSNSでの正しい情報発信や、安心して食べられる山菜料理を提供できるなど、身に付いた山菜に関する知識とスキルにより活躍の場はさらに広がります。
山菜ソムリエに興味を持った方は、資格を発行する日本安全食料料理協会や、協会認定の通信講座のサイトを確認してみて下さい。