近年では、「菌活」という言葉もあるくらい、きのこの注目度も高まっています。
きのこに関する資格「菌類インストラクター」について、資格の取得方法や活かせる職業など紹介していきます。
日本インストラクター技術協会技術協会が認定する「菌類インストラクター」は、きのこの種類、きのこ狩りに関する知識を有することが証明できる資格です。
食卓に並ぶきのこや、きのこ狩りで採取できるきのこの種類や特徴を学べます。
さらに、きのこ狩りのポイントや、間違えやすいきのこを見分ける知識を身につけられます。
きのこの歴史や、きのこの一生という内容を学べるため、きのこという生物に焦点を当てた資格と言えます。
「菌類インストラクター」の資格を有することで活躍できる職業を紹介していきます。
きのこは様々な料理や食品に使われているため、飲食関係の仕事や食品に関わる仕事で活用できると考えられます。
きのこ専門家として、仕事の幅も広がります。
料理教室の講師として、きのこ料理の知識をさらに深められます。
きのこについて詳しくなることで、レシピの開発に役立ち、きのこ専門家として活躍できます。
きのこ狩りときのこ料理、きのこという生物について学習できるため、自宅やカルチャースクールで講師として活躍できます。
「菌類インストラクター」という肩書きを取得できるので、きのこに関する雑誌の特集や、WEB記事でライターとして活躍することも可能です。
個人のブログや、インスタグラムなどのSNSで知識や活動を広めることで「菌類インストラクター」としての活動を周知できます。
受験資格が特に設けられていない「菌類インストラクター」は、誰でも受験が可能です。
どのように申し込み、受験料はどれくらいなのかを紹介します。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申し込み |
試験は2ヶ月に1回開催されており、偶数月に受験ができます。
申し込み期間は、奇数月の1日〜30日の1ヶ月間です。
試験期間は、偶数月の20日から25日の6日間で、答案の提出期限は偶数月の30日です。(2月は28日)
合否は2ヶ月後に発表されます。
「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」に「菌類インストラクター」を取得できる講座があります。
どちらの講座も「菌類インストラクター」だけでなく、合わせて「きのこソムリエ」の勉強ができる講座です。
それぞれの講座について、受講料など詳細を紹介します。
諒設計アーキテクトラーニングは、「菌類インストラクター」を認定している日本インストラクター技術協会の協会認定校です。
「基本講座」と「スペシャル講座」の2講座が用意されており、自身の勉強の進め方に合わせてどちらか選ぶことが可能です。
まずは基本講座から紹介します。
対象となる資格 | 菌類インストラクター きのこソムリエ |
受講料 | 59,800円 分割3,300円×20回(初回4,576円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強を想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
「基本講座」では講座を受講後、自分で試験を受けたいタイミングで受験申し込みができます。
「菌類インストラクター」と「きのこソムリエ」の勉強ができますが、どちらか一方だけ受験することも可能です。
自分のタイミングで受験申し込みをしたい方や、初期費用を抑えたいという方にオススメの講座です。
さらにスペシャル講座を紹介します。
対象となる資格 | 菌類インストラクター きのこソムリエ |
受講料 | 79,800円 分割3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強を想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
「スペシャル講座」は、5回の課題クリアと、卒業課題提出で2つの資格を確実に取得できます。
課題を全てクリアし、コースを卒業すると試験免除されます。
1日30分のみの勉強でも、6ヶ月で確実に資格を取得できるのです。
受講料は「基本講座」に比べ20,000円アップします。
しかし、「きのこソムリエ」と「菌類インストラクター」の受験料はそれぞれ10,000円なので、「基本講座」で勉強して資格受験を申し込めば、同じ金額です。
費用をかけても、確実に資格を取りたい人におすすめの講座です。
女性のための通信講座を扱うSARAスクールジャパンでも、諒設計アーキテクトラーニングと同じく、講座が2つ用意されています。
SARAスクールも、日本インストラクター技術協会の協会認定校です。
「きのこ基本コース」と「きのこプラチナコース」の2種類があるので、それぞれ紹介します。
きのこ基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 菌類インストラクター きのこソムリエ |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強を想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
諒設計アーキテクトラーニングの「基本講座」と同じで、「菌類インストラクター」と「きのこソムリエ」の勉強が同時にでき、添削が5回できる内容です。
初期費用を抑えたい方、どちらか一方の資格のみを必要としている方におすすめです。
受講期間は6ヶ月とありますが、受験の申し込みは自身で行うので、ゆっくり時間をかけて勉強したい人にもおすすめです。
一方で、きのこプラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 菌類インストラクター きのこソムリエ |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強を想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
「きのこプラチナコース」も、諒設計アーキテクトラーニングの「スペシャル講座」と同様に、短期間で確実に資格を取りたい人におすすめです。
「菌類インストラクター」「きのこソムリエ」2つの資格を同時に取得できます。
5回の課題クリアと、1つの卒業課題を提出すると、資格が手に入ります。
試験申し込みの手間も省け、確実に資格を取得できますが、費用が「きのこ基本コース」に比べると20,000円の差があります。
資格取得のために費用をかけられる人、確実に資格を手にしたい人におすすめの講座です。
「きのこソムリエ」は、日本安全食料料理協会が認定する資格です。
日本や、世界のきのこの種類、料理に関する知識の習得を証明できる資格です。
日本全国各地で収穫できるきのこの種類と郷土料理を学べ、さらに世界のきのこと料理も学べます。
「菌類インストラクター」がきのこの生態を学ぶのに対し、「きのこソムリエ」は料理やきのこの扱い方を習得できます。
野生のきのこよりも、栽培を中心とした流通しているきのこの種類や取り扱い方、調理法や保存なども学びます。
食材に関する資格の中でも、特にきのこだけに特化しているのが特徴の資格です。
菌類インストラクターはきのこが好きだからこそ、学ぶことで仕事に活かせる資格です。
日常生活では知り得ない、きのこの知識を有することができます。
きのこ狩りをしている人であれば、きのこの生態や歴史を知り、食べられるきのこを知ることで、より楽しくきのこ狩りができますよね。
きのこ狩りの服装や装備、またきのこの生えやすい環境なども知ることができるので、きのこ狩り初心者にはさらに知識を深める内容です。
菌類インストラクターとして、講師もでき、飲食関係の仕事にも活かせる資格です。
菌類インストラクターに興味を持った人は、資格を発行する協会、認定の通信講座のサイトを確認してみてください。