趣味分野の資格は自分の好きな分野を深める以外にも、専門的な知識を活かして様々な職場で活動できる可能性が広げられます。
焼酎コンシェルジュ資格も焼酎の正しい飲み方などの専門的な知識を身に付け、趣味で嗜む以外にも焼酎関連の職場全般で活躍できる資格の1つです。
本記事は、焼酎コンシェルジュ資格について、資格取得後に知識を活かせる職場や協会が開催する試験の概要などをまとめました。
焼酎の種類ごとの特徴や料理との組み合わせなどに理解があり、その知識を指導できる能力を証明できるのが焼酎コンシェルジュです。
専門分野に関わる知識や技術が指導できるレベルで身に付いていると証明できる資格を取り扱う、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しています。
資格取得後は、焼酎の提供や販売を行う職場に就職する際に、自分の能力をアピールするための材料にできます。
焼酎の知識の活かし方は、就職する職場によって少しずつ変わってきます。
焼酎コンシェルジュ資格の知識が活かせる職場を紹介します。
焼酎と料理の組み合わせに関する知識は、居酒屋・バーを始めとしたお酒を提供する飲食店で活かせます。
人気のある料理と組み合わせられる焼酎を仕入れたり、新しく仕入れた焼酎に合わせて料理を考案したりと、飲食店ごとのスタイルに合わせて最適な焼酎を提供できます。
焼酎の原料や製造方法に関する知識は、焼酎の製造や販売を行う会社で活かせます。
就職直後から業務への理解が早くなり、社外や取引先等に説明を行う際には、詳しく話せる人物として活躍できます。
焼酎の基本的な特徴や飲み方の知識は、カルチャーセンターを中心に開講する焼酎教室で活かせます。
個人の好みにあった焼酎の選び方や水割りなどの配分について身に付けられるように、わかりやすく指導していきます。
焼酎コンシェルジュ資格は、資格試験の受験と認定通信講座の特別コースから取得できます。
協会が2ヶ月に1回開催する資格試験は、受験に特別な条件が設けられていない試験です。
受験期間前になると答案用紙など、試験に必要な資料が自宅に送付され、解答後は返送用の封筒で協会に提出します。
申し込みは試験月の1ヶ月前、合格発表が試験月の1ヶ月後になるため、全体では約3ヶ月で資格が取得できます。
受験料 | 10,000円(税込) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
一方、認定通信講座の特別コースは、「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」内で受講できる講座です。
特別コースには協会が用意した卒業課題がカリキュラムに組み込まれており、受講期間の最後に卒業課題を提出すれば、資格試験免除で2種類の資格が同時取得できます。
焼酎コンシェルジュ資格の講座では、同系統の資格である焼酎ソムリエにも対応しており、特別コースではこの2種類の資格が卒業課題の完了で発行されます。
認定通信講座では試験対策用のコースも選べるようになっており、基本の場合は学習教材として利用していきます。
認定通信講座の基本・特別コースの概要を紹介します。
諒設計アーキテクトラーニングでは「焼酎ソムリエW資格取得講座」から焼酎コンシェルジュ資格の試験対策や卒業課題が用意されています。
基本講座の概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 焼酎コンシェルジュ 焼酎ソムリエ |
受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
焼酎のエキスパート監修の教材は、焼酎の知識がない人や通信講座の利用が初めての人でも学習しやすい工夫が成されています。
受講期間中は専門スタッフが添削や質問に対する回答を行ってくれるので、サポートも充実しています。
一方、スペシャル講座の概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 焼酎コンシェルジュ 焼酎ソムリエ |
受講料 | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
卒業課題以外は基本講座と共通の内容で、添削課題を全て提出した後から卒業課題が提出可能になります。
学習時間を確保できる場合は、卒業課題までを最短2ヶ月で終わらせられます。
そのため、申し込みから資格発行まで約3ヶ月必要な資格試験より早い取得が可能です。
SARAスクールジャパンでは「焼酎資格取得講座」から焼酎コンシェルジュ資格の試験対策や卒業課題が用意されています。
基本コースの概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 焼酎コンシェルジュ 焼酎ソムリエ |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
教科書で学習を進めながら添削課題を提出しつつ、練習問題・模擬試験を利用すれば試験と同じ出題形式で練習できます。
受講期間中は質問用紙やメールを利用して無料で何度でも質問できるので、受験するまで積極的に利用していきましょう。
一方、プラチナコースの概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 焼酎コンシェルジュ 焼酎ソムリエ |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
基本コースと共通した内容で学習した後、添削・卒業課題を提出していきます。
無料の質問と課題の提出は受講期間を過ぎると対応不可になるので、仕事や家事が忙しい人は時間が確保できる時にまとめて学習を進めるのがおすすめです。
認定通信講座で取得できるもう1種類の資格である焼酎ソムリエ資格は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が発行している資格です。
JSFCAは特定の食材や飲料の知識を証明する資格であり、焼酎の歴史や製造方法などの包括的な知識が身に付いていると明らかにできます。
焼酎コンシェルジュ資格と併せての保有で、就職の際にアピールできる材料が増え、焼酎への知識を深めていると示せます。
焼酎コンシェルジュ資格は、焼酎の様々な知識について指導できるほどの能力があると認められる資格です。
資格取得後は、居酒屋・バーや製造・販売会社の業務、カルチャースクールの講師としての指導などで知識を活かせます。
焼酎コンシェルジュ資格に興味を持った人は、資格試験や認定通信講座の公式サイトから情報を確認できるので、自分が働く職場を想像しながら資格取得を検討してみてください。