母子生活支援施設にて配偶者(夫)のいない母子に対して様々な支援を行うのが母子指導員/少年指導員。母子生活支援施設とは、様々な理由などによって配偶者(夫)と別れた為に、経済的に困窮に陥ってしまった母子に生活の場を提供したり、社会的に自立ができるように支援をしている施設です。母子指導員/少年指導員は、その施設に勤務し、母親の就労援助を行ったり、子供の育児や家事の相談に応じたり、親族との関係を改善するための架け橋的役割を担ったり、法的な手続きや各関係機関と連携して、母子共に社会的に自立できるように支援や手助けをしています。
母子指導員は、夫の暴力やギャンブル、アルコールや薬物依存症などが原因で離婚していたり、未婚のまま出産した為に就労できないなどの問題を抱えている母子が施設に入所している事が多い事から、生活面の援助とともに、母子にとって精神的な支えとしての役割も担っています。
少年指導員は、施設に入所している子供が退所年齢となる18歳(20歳)までに、自立できる様に日常生活の援助を中心に、学習や生活習慣が身に付くような躾をしたり、親子関係や友人関係がうまく保てるように援助をします。また、将来的な不安や、施設で生活する事による精神的負担など、少年指導員は子供が抱く様々な悩みや相談などを受け、その子供の状況に応じたアドバイスをするなど、精神的な支えとしての役割は大きいと言えます。
母子指導員/少年指導員の働く業界
母子生活支援施設にて勤務をしていますが、施設の大半は公立の為に、公務員として就業している場合が多いようです。
・母子生活支援施設
母子指導員/少年指導員になるには
母子指導員/少年指導員を目指すためには、福祉や保育に関する知識が必要となるため、福祉や保育の大学や専門学校などに通い、福祉や保育に関する知識を身に付けて、社会福祉士や保育士などの資格を取得して公務員試験を合格し、母子生活支援施設への就職を目指すのが一般的です。
母子指導員/少年指導員の給料
・就業時間:160時間/月
・平均給与:19~21万円/月(初任給)
・男女比率:(男性)2:(女性)8
母子指導員/少年指導員に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
母子指導員/少年指導員として働く際には、特に必要な資格はありませんが、厚生労働省が認定する国家資格の社会福祉士や保育士などを取得していると就職には有利でしょう。また、母子生活支援施設は公立の場合が殆どの為、公務員試験に合格する必要があると言えます。
母子指導員/少年指導員への近道アドバイス
母子指導員/少年指導員になりたいなら、福祉や保育に関する大学や専門学校に通い、福祉や保育に関する知識を身に付けて資格を取得するのが一番でしょう。
今、業界で人気の母子指導員/少年指導員資格ランキング
- 社会福祉士:厚生労働省
- 保育士:厚生労働省
- 社会保険福祉士:厚生労働省