介護食マイスター資格を取得すると、適切な介護食を作る専門的な知識が得られます。
日常生活に役立つだけでなく、転職やキャリアアップ、副業や開業が可能です。
こちらでは、介護食マイスター資格の取得方法や活躍できるフィールドをご紹介します。
介護食マイスターは、日本安全食料料理協会(JSFCA)の認定資格です。
資格を取得すると、介護食についての専門的な知識を持っていると認められます。
高齢になると食欲や噛む力が低下するため、食べる量が減ったり食べられるものが限定され、本人も自覚のないうちに低栄養に陥ってしまいがちです。
そういった現場で、食べやすい食事を提供してくれる介護食マイスターは、高齢者の救世主と言えます。
高齢者の生活の質(QOL)を向上させるには、食事が欠かせないからです。
現在、65歳以上人口の割合を示す高齢化率は28%を超えました。
超高齢化社会において、食事で精神的な満足感を提供する介護食マイスターは、介護食のエキスパートとして活躍できるでしょう。
介護食マイスターは、栄養や衛生管理、高齢者の食に関する専門知識を修得しています。
さまざまな場面で必要とされるのが、介護食マイスターの知識です。
介護食マイスターが活躍できる職業を挙げてみます。
介護施設では、実際の調理や調理指導をおこないます。
介護食マイスターの専門的な知識と技術が、介護施設の現場で必要とされているのです。
高齢者の自宅で、日常生活のサポートをおこなう介護ヘルパーは、高齢者本人や家族から食生活のアドバイスを求められます。
正しい知識にもとづいた介護食を提供できるのが、介護食マイスターの強みです。
買い物や調理が難しい高齢者世帯で高まっている需要が、宅食サービスです。
介護食マイスターの知識は、宅食サービスのメニュー開発や調理にも発揮できます。
介護食マイスターは、食事介助の知識もあるため、介護用品のアイディアを出せます。
自分のアイディアが商品になるかもしれません。
介護食に絞った料理教室で、講師も目指すのも可能です。
高齢者にどんな食事が適しているか、専門の知識をもとに指導できます。
介護食マイスターを取得するには、認定試験の合格が必要です。
認定試験は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が約2か月ごとにおこなっています。
以下が、介護食マイスター資格の受験要項です。
受験料 | 10,000円 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | 日本安全食料料理協会のホームページから申込 |
試験は在宅受験で、指定された期間内の都合の良い日を選べます。
受験資格は特に定められていませんので、独学で学習も可能です。
しかし、幅広く専門的な知識が必要なため、難しいと感じるかもしれません。
仕事や家事が忙しく学習時間が限られている人は、通信講座の利用が便利です。
介護食マイスターを取得できる通信講座は2つあります。
「諒設計アーキテクトラーニング」の介護食マイスターW資格取得講座と、「SARAスクールジャパン」の介護食資格取得講座です。
通信講座を利用すると、隙間時間を利用して効率よく学習ができます。
また、どちらの講座も資格試験免除のコースを選ぶと、最短2ヶ月で介護食マイスターが取得可能です。
諒設計アーキテクトラーニングの「介護食マイスターW資格取得講座」は、内容が全てプロの先生によって監修されているので初心者の方でも安心です。
諒設計アーキテクトラーニングでは、通信講座の費用について分割払いにも対応しています。
通常の基本講座と、短期間で確実に資格取得が可能なスペシャル講座を用意しています。
まず、費用を抑えた基本講座の内容です。
対象となる資格 | 介護食マイスター介護食インストラクター |
受講料 | 59,800円分割3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
テキスト、問題集、添削課題5回分などがセットです。
学習のあと、それぞれの資格ごとに自分で試験を受験する必要があります。
こちらは、短期間で資格取得が可能なスペシャル講座(試験免除講座)の内容です。
対象となる資格 | 介護食マイスター介護食インストラクター |
受講料 | 79,800円分割3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
テキスト、問題集、添削課題5回分などと、卒業課題1回分がセットです。
卒業課題1回を提出することで、「介護食マイスター」と「介護食インストラクター」の2つの資格取得が同時に認定されます。
自分で試験を受験する必要がないので、確実に資格取得ができ、時間の無駄がありません。
SARAスクールジャパンの「介護食資格取得講座」は1日30分の学習で資格取得が可能です。
空いた時間を活用して無理なく学べるので、短期集中で頑張りたい方に適しています。
講座には、初期投資を抑えた基本コースと資格試験免除のプラチナコースの2つがあります。
初期投資を抑えた基本コースの内容です。
対象となる資格 | 介護食マイスター介護食インストラクター |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
テキスト、問題集、添削課題5回分などがセットです。
学習のあと、それぞれの資格ごとに自分で試験を受験する必要があります。
こちらが、2つの資格を同時に取得可能なプラチナコース(試験免除コース)です。
対象となる資格 | 介護食マイスター介護食インストラクター |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
テキスト、問題集、添削課題5回分などと、卒業課題1回分がセットです。
卒業課題1回を提出することで、「介護食マイスター」と「介護食インストラクター」の2つの資格取得が同時に認定されます。
試験免除で、短期間に資格取得可能です。
介護食作りインストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)の認定資格です。
資格を取得すると、高齢者に必要な食事の注意点や口腔ケア、必要な水分についてなど、介護食作りの基本的な知識を修得していると認められます。
高齢者の嚥下能力に適したレシピ、デザートレシピなど、様々なレシピに関する知識も豊富です。
介護業界への就職はもちろん、介護職のキャリアアップを目指す人にも介護食の資格取得は価値のあるものです。
修得した知識は、高齢の家族のためや自分が高齢になった場合にも役立ちます。
資格試験や通信講座の内容をチェックして、ぜひ資格取得を目指して下さい。