流行や用途に合った靴をデザインするのがシューズデザイナー。靴には機能性や安全性、デザイン性などの様々な要素が求められる商品であり、それらを踏まえ使用用途に応じた靴を総合的にデザインするのがシューズデザイナーの仕事です。
靴は本来、足腰の骨格と皮膚を守る為にある物であり、靴によって身体全体のバランスを壊したり、健康に影響を及ぼしたりするようでは靴としての役目を果たしません。デザインのみならず、履きやすさ、疲れにくさ、歩きやすさといった機能性と安全性、そしてファッション性のバランスがとれた靴をデザインするのがシューズデザイナーの役目と言えます。
シューズデザイナーは、他のデザイナーと同様に市場調査・分析を行い、トレンドや顧客のニーズを見据えた商品の企画とデザインを作成して、デザインが決まれば木型やパターン、見本サンプルまでを作るのが一連の仕事となります。
靴は様々なシーンに応じた靴選びをする為、靴には用途に応じた機能やデザインが求められます。ビジネスに履く皮靴、スポーツをする時に履くスポーツシューズ、カジュアルな服装に合うスニーカー、雨の日に履く長靴やブーツなど、シューズデザイナーは、それぞれの用途に応じた機能性やコンセプトに基づいてデザインするのが仕事です。
シューズデザイナーの働く業界
シューズメーカーやアパレルメーカー、靴の問屋や小売店の企画室などで活躍をしています。独立してフリーでデザイナーとして仕事をしている方も存在します。
- シューズメーカー
- アパレルメーカー
- 靴の問屋
- 小売店
- 独立
シューズデザイナーになるには
シューズデザイナーとして働く際には、特に必要な資格は必要ありませんが、足と靴と健康協議会が認定するシューフィッターなどの資格があると就職に有利となるでしょう。