マクロビオティック資格は、自然の流れや秩序に沿って生きるライフスタイルの食事法です。
マクロビソムリエ資格は、健康的な食事で体質改善を目指したい方や身体作りをサポートする仕事に就いている方に人気の資格になります。
ここではマクロビオティック資格を活用できる職業や必要性、資格取得のおすすめ講座をまとめています。
マクロビオティックとは、「MACRO(長い・大きい)」「BIO(生命)」「TIQUE(術・学)」の3つのワードを組み合わせてできた言葉です。
季節に応じ、その土地で取れる食べ物を丸ごといただく、自然に即した生き方をする基本理念になります。
長寿法を説くもので、日本の伝統食を基本とした食事を摂り、人間と自然の調和を取る健康な暮らしに役立ちます。
マクロビオティックは、ヨガやプライベートサロン・マッサージ店・自然食品販売店など、多くの分野で広く活用できるスキルが高まります。
マクロビオティック資格は、マクロビオティックについてより細かく具体的な知識が必要となります。
そのため、正しい知識を持っているか不明な人は、どの職場でも雇って貰える可能性は低いでしょう。
食はライフスタイルを左右する可能性があるため、正しい知識を持っているかが信用に繋がります。
マクロビオティックとして活動する際は、就職希望先の条件にかかわらず、資格の保有が客観的に実力を示すのに有利です。
マクロビオティックの知識は、独学で学ぶ勉強法や通信講座などで学べるものであり、卒業後は資格や証明書などで、知識の習得度を明確に提示できるようになります。
手軽な学習方法として、マクロビオティックに関する書籍は初心者向けのものが多いので、独学で学ぶ方法があります。
独学は、時間やお金に余裕がある人は選択肢に入れても良いのですが、現在の仕事を続けている人や忙しい人は難しい場合もあるでしょう。
一方、まとまった時間を確保しにくい人や無理なく確実に資格を取得したい人におすすめしたいのは、通信講座です。
マクロビオティックについて学べる通信講座の中には、所定の講座を修了すれば試験免除で資格が認定されるものがあります。
そのような通信講座は、隙間時間に自分のペースで学ぶのに適しています。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自分のライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
今セミナーや教室で人気・注目を集めているマクロビオティック資格ですが、エキスパートとして働ける仕事内容や年収はどのくらいなのでしょうか。
外食産業では、地元で生産されたものを使用するのは、重要なキーワードになっている所もあります。
そのような食材を上手く活かし、食べ方などにマクロビオティックの考えを使うと飲食店などの開業も期待できます。
社員として働くと月収15万円から35万円です。
店のオーナーになると、マクロビオティックの知識を活かしてメニュー開発できるため、雇われているよりも月収30万円から200万円が相場となります。
食品メーカーでは、時代の流れを受けて食の安全や自然食品などに注意を払う必要があります。
小売店で販売する商品の開発をはじめ、直営店や通販などで販売する商品のメニュー開発などでマクロビソムリエの知識を活かして仕事ができます。
今後、マクロビオティックの考えを取り入れた食品は増えており、業界での需要はさらに高くなると予想されています。
食品メーカーや関連企業に就職した場合は、その会社やお店により差があり、目安として正社員なら月収15万円から35万円程でしょう。
自分でマクロビオティックのカフェなどを開業した場合は、店舗を増やすなど事業を拡大できれば、月収数十万円から数百万円の売り上げが期待できます。
マクロビオティックは、健康への関心が高まり講師やセミナーを開催する人が増え、認知度が広がってきましたが、まだ少ないので需要は高まっています。
やり方にもよりますが、マクロビ知識を活かしてメニューをアレンジすると、月収200万円になるのも夢ではないのです。
食育を広げるために、資格で得た知識を活かしたセミナーを開講し、講師として活躍もできるでしょう。
マクロビオティック資格を取得すると、自宅で料理教室を開く人も多く、カルチャースクールよりも気軽な雰囲気で活躍しやすいでしょう。
自宅であれば特別な費用は必要なく、自分の都合で教室の時間を決められ、マクロビオティックのアドバイザーとして無理なく続けられます。
マクロビオティックマイスターの資格があれば、自分のレシピなどを考案したりアドバイスが期待できます。
健康志向はこれからもどんどん高まり、美容にも繋がるため、選ばれやすくやりがいを感じられます。
子どもから大人まで誰でも必要とする食生活やライフスタイルであり、伝え方は何十通りにもなるため、やりがいを感じられます。
マクロビオティックの資格はいろいろな種類がありますが、取得後の活動や内容から代表的な資格を4つ紹介します。
マクロビソムリエは、日本インストラクター技術協会の認定資格であり、マクロビオティックの理論や食材の選び方、実践レシピを十分理解している方に認定されます。
使用する食材の調理方法や季節に合わせたレシピなど、調理に関する知識が必要になります。
アスリートにとって、食事はトレーニングと同じくらい大切なものです。
本気でスポーツに取り組む人ほど普段の食生活に高い関心を持っています。
そういった人にとって、マクロビオティックの知識はとても有益なものです。
スポーツ業界では食のアドバイザーとして、毎日の食事メニュー作りにマクロビソムリエの知識を活かせます。
一般財団法人JADP認定の「マクロビオティックセラピスト資格」取得を目指す講座です。
マクロビオティックセラピストは、マクロビオティックの基礎から栄養学・美容との関係・食材がもたらす効果まで、幅広い知識が求められます。
資格取得で、マクロビオティックに関する専門的な知識と調理技術を修得した証明となり、アドバイザーとして講師が期待できるでしょう。
マクロビオティックコンサルタントは、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)の認定資格です。
マクロビオティックコンサルタント資格は、陰陽論・宇宙の原則など基本となる考え方から、具体的な食事法・レシピまでマクロビオティックについて広く深く学べます。
マクロビオティックの基礎知識から調理法・理論まで、正しい知識を身につけられるため、料理教室や講師のアドバイザーとして活動幅が広がるでしょう。
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ」は、マクロビオティックの第一人者、久司道夫氏(KMI)の公式プログラムで学んだ方に与えられる認定資格です。
マクロビオティックの食生活は、身体のコンディションを整えるのにも適しているため、ダイエットアドバイザーとしてマクロビオティックの知識が役に立ちます。
ただカロリーを減らすのではなく、身体に合った栄養素を取り入れて整えていくと、リバウンドを回避できるアドバイスが可能になります。
アドバイザーになるためにおすすめの資格は、日本インストラクター技術協会主催の「マクロビソムリエ資格」と「マクロビオティックマイスター資格」になります。
マクロビソムリエは、マクロビオティックに関する総合的な知識やスキルが身に付いている方に与えられる資格です。
マクロビソムリエの活躍できる分野は、カルチャースクール・飲食業・食品業界・スポーツ業界・独立などがあります。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
また、試験日程は以下のようになっています。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催 (2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
---|---|
申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで 例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌月20日 |
マクロビソムリエ資格試験は、2ヶ月に一回開催されます。
在宅受験かつ試験期間が数日に渡りますが、答案提出期限は必着となっているので、実際に試験を受ける際は早めの提出を心がけましょう。
マクロビオティックマイスターは、マクロビソムリエと共に取得すれば、日本食のエキスパートになれる魅力ある資格です。
マクロビオティックの基礎理論、季節の食材や食品などの選択基準・調理方法の知識や実践時の注意点などを学びます。
飲食店やセミナー講師など実践的な場で役に立つ知識を身につけたい方は、日本安全食料料理協会(JSFCA)主催の「マクロビオティックマイスター」資格試験がおすすめです。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
また、試験日程は以下のようになっています。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催 (2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
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申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで 例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌月の20日 |
申込や受験期間はマクロビソムリエ資格と同様です。
在宅受験かつ試験期間が数日に渡りますが、答案提出期限は必着となっています。
こちらも実際に試験を受ける際は早めの提出を心がけましょう。
マクロビソムリエ資格とマクロビオティックマイスター資格は、2つの通信講座が協会の認定講座(教材)になっているので、受講を考える場合はいずれかの利用がおすすめです。
1つの教材から資格の同時取得を目指せるだけでなく、認定講座としての大きなメリットを受けられます。
「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」の認定講座について、受講料や期間などを紹介していきます。
マクロビオティック資格取得は、「諒設計アーキテクトラーニング」の「マクロビオティックマイスターW資格取得講座」がおすすめです。
スペシャル講座では「マクロビオティックマイスター」と「マクロビソムリエ」の2つの資格が同時取得できます。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・マクロビソムリエ ・マクロビオティックマイスター |
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受講料 | 59,800円 分割 3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
通信講座であるため、無理なく自分のペースで受講できるメリットがあり、早ければ最短2ヵ月で取得が可能です。
テキストもわかりやすく、サポート体制が整っています。
わからない点があれば、講師にすぐ質問できるため、初心者の方でもスムーズに学習できるでしょう。
続いて、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・マクロビソムリエ ・マクロビオティックマイスター |
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受講料 | 79,800円 分割 3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
スペシャル講座の場合、卒業課題をすべてクリアすると試験免除で2つの資格を同時取得できます。
興味のある方は、ぜひこちらの「諒設計アーキテクトラーニングのマクロビオティックマイスターW資格取得講座」をおすすめします。
SARA通信講座スクールが提供する「マクロビオティックマイスター資格」は日本安全食料料理協会(JSFCA)主催の資格です。
有資格者は、マクロビオティックの基礎的な知識はもちろん、食品の選び方や調理法など実践的なスキルを身につけられます。
マクロビオティックマイスターとマクロビソムリエの試験をそれぞれ受験します。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・マクロビオティックマイスター ・マクロビソムリエ |
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受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
独学で勉強できる方は、費用を抑えられる基本コースがおすすめです。
基本コースは、学習した後にご自分で試験申し込み、各資格試験料金を協会に支払うと試験が受けられます。
試験日や試験申し込み期間などは上記に記載されており、インターネットからの申し込みができます。
一方、プラチナコースは、下記の通りです。
対象となる資格 | ・マクロビオティックマイスター ・マクロビソムリエ |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
プラチナコースは、資格試験料金や資格試験対策として短期間で確実に資格を取得したい方や忙しい方におすすめです。
仕事をしながら取得できるメリットがあります。
卒業時には、同時にマクロビソムリエ資格も認定されます。
マクロビオティックでは、体を温める「陽」の食べ物と体を冷やす「陰」の食べ物のバランスを重視するため、冷え性の改善にも役立ちます。
近年、マクロビオティックの人気に対して、専門的な知識とスキルを持つマクロビに関する資格者は少なくなっています。
そのため、食と健康に関わる分野でキャリアアップや、健康エキスパートとしてアピールポイントになるでしょう。
マクロビオティックの資格を活かして、店舗運営やサービスのノウハウを身に付ければ、自分の理想とするマクロビカフェの開業も夢ではありません。
まずはマクロビオティックの知識を手に入れるために、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。