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食育資格は在宅でも取れる!?手軽に学べる食育資格8選

食育資格は在宅でも取れる!?手軽に学べる食育資格8選

食育資格は在宅でも取れる!?手軽に学べる食育資格8選
流通や交通の便が発達し、さまざまな食べ物や食材が簡単に手に入るようになりました。 そんな中で気をつけたいのが「食に対する正しい知識」です。 「家族には栄養のあるものを食べさせたい!」 そのように願っている方には「食育資格」の取得をおすすめします。 食育とは「食に関する教育」のことです。 「食育資格」を取得すると、自分だけでなく家族の方にも、食に関する正しい知識を伝えられます。 どこでも自分のペースで勉強できて、かつ楽しく学べる「食育資格」を8種類ご紹介します。 食育資格取得の通信講座  食育資格取得の通信講座

【当記事をまとめると】

それでは、早速見ていきましょう。

1. 食育資格とは?

まず「食育」とはなんでしょうか? 文部科学省では以下の点を定めています。 ・食べ物を大事にする感謝の心 ・好き嫌いしないで栄養バランスよく食べること ・食事のマナーなどの社会性 ・食事の重要性や心身の健康 ・安全や品質など食品を選択する能力 ・地域の産物や歴史など食文化の理解など 出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/syokuiku/what/index.html) 「食育資格」は、現代社会に必要な「食育のプロ」になるために、食の正しい知識を身につける資格です。

1-1. 食育資格で学べること

食育資格には多くの種類がありますが、おおよそ共通して学べるのは以下の点です。 ・子供の偏食や好き嫌いについて ・家族の健康を守れる食事とは? ・ライフステージに合わせた食事づくり ・体調が悪いときの食事 膨大な種類の食材や食べ物が流通する中、自分や家族の健康に必要な知識を「食育資格」を取得する過程で身につけられます。

【食育資格についての掲載情報】

2. 自分や家族のために!独学で取得できる食育資格

食育資格にはどんな資格があるのでしょうか? まずは入門編ということで、自分や家族のための食育の基礎を学べる資格をご紹介します。 「難しそう。試験を受けないと合格できないのでは?」 そんな方のために、以下の基準を満たした資格のみ厳選しました。 ・試験の難易度が低い ・自宅で勉強できる ・講座や主催団体の公式サイトがきちんと更新されており、資格取得までの案内がわかりやすい ※受験料など、記載されている料金はすべて税込価格です。

2-1. 食育健康アドバイザー

食育健康アドバイザー
食育健康アドバイザーとは? 「食育」の基礎知識を学んで身につけたことを証明する資格
学べる内容 ・食育基本法 ・諸外国の食育に対する取り組み ・食育と生活習慣病との関連性に関する知識
主催団体 「日本安全食料料理協会(JSFCA)」
資格を取るまでの流れ 1. 通信講座などで範囲を学習 2. 主催団体へ試験の申込をして受験 3. 試験に合格し資格取得 ※通信講座により試験が免除になる講座もある。
受験料 10,000円
受験方法 在宅で受験。期日までに回答を提出する。

食育健康アドバイザー資格取得のメリット

食育健康アドバイザー取得のメリットは、食を通じて健やかな健康と成長を促進する概念と、それを実践する食育の知識を十分に有していることを認定してくれるものです。厚生労働省の働きにより、日本では食育という分野が確立しつつありますが、まだまだ大衆の認知は乏しいものがあります。こうした中、いち早く食育の知識と実践の技術を有した有識者として認定されることは、非常に価値のある事であるといえるでしょう。 食育健康アドバイザー資格とは?

食育健康アドバイザーの仕事について

食育健康アドバイザーの仕事は、人々の生活と食事という行為を絡め、より効果的で健康な日常に貢献することに他なりません。普段から飲食の業界に身を置いている人、また学校やさまざまな施設機関において食にかかわる人がこの資格を取得し、より深い知識のもとそれを実践しています。

2-2. 管理健康栄養インストラクター

管理健康栄養インストラクター
「管理健康栄養インストラクター」とは? 腸内細菌が体に及ぼす影響や食材の栄養素に関する基礎知識が学べる。
学べる内容 ・ビタミンなどの栄養素に関する知識 ・腸内細菌が体に及ぼす働きなど
主催団体 「日本インストラクター技術協会(JIA)」
資格を取るまでの流れ 1. 通信講座などで範囲を学習 2. 主催団体へ試験の申込をして受験 3. 試験に合格し資格取得 ※通信講座により試験が免除になる講座もある。
受験料 10,000円
受験方法 在宅で受験。期日までに回答を提出する。

管理健康栄養インストラクター資格取得のメリット

管理健康栄養インストラクター取得のメリットは、普段私たちが口にしている食事やその食材のひとつひとつが持つ栄養価を正しく理解し、食品の選び方、成分表示の見方などの知識を十分に有していることを認定してくれるものです。特にインストラクター資格ですので、こうした基本的な栄養や食材選択を他の人にレクチャーできる技術を持っていると認定してくれることも大きなメリットといえるでしょう。 管理健康栄養インストラクター資格とは?

管理健康栄養インストラクターの仕事について

管理健康栄養インストラクターの仕事は、食にかかわる現場において、個々の食材の持つ栄養価とその活用方法を提案したり、他者にレクチャーしたりすることが主となります。飲食店や学校教育での給食現場だけでなく、知識を求める人を集めて講習会を開いたり、子供や老人のいる施設における栄養管理したりとさまざまな方法で活用している人が存在します。基本の職業にプラスアルファする形で生かす人もいれば、知識を極めて独力で名を広げ、活躍する人もいます。

2-3. 食育アドバイザー

「食育アドバイザー」とは? 子供の発育と家族の健康を守るための食に関する知識と調理技術を身につけられる資格
学べる内容 ・食育の意味 ・食育の目的 ・最適な栄養バランス ・安全な食材の見分け方 ・30事例の食育活動のノウハウ
主催団体 「一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)」
資格を取るまでの流れ 1. 通信講座などで範囲を学習 2. 学習修了後、好きな時間に受験 3. 試験に合格し資格取得
受講料 28,600円 ※主催団体の指定する講座の受講料。受験料は別途必要。
受験方法 カリキュラム修了後に在宅で受験

食育アドバイザー資格取得のメリット

食育アドバイザーの仕事は、食育を通じて多くの人に健やかで効果的な食生活をしてもらうための知識と技術を有していることを認定してくれるものです。アドバイザー資格として、食材や食事に悩む一般の人々の悩みを聞き、それを解決していく役割もありますから、非常に使い勝手の良いスキルの認定を得られるといってよいでしょう。

食育アドバイザーの仕事について

食育アドバイザーの仕事は、多くの人々の食事や食材の選び方、栄養に関する相談をうけ、それに効果的なアドバイスをしていくことを生業としています。このため、食事処である飲食店や給食を支点とした学校教育の現場などでもそのノウハウを生かす人は多いようです。また、非常に名の知れた方に関しては、個人で悩み相談を受けたり、講座を開いている人もおり、個人のビジネスとしても可能性のある資格といえるでしょう。

2-4. オンライン食育栄養士資格

「オンライン食育栄養士資格」とは? 季節や目まぐるしく変化するライフスタイルに合わせた食事について理解を深めるための資格
学べる内容 ・年齢や生活スタイルに合った食事方法の知識 ・自分自身の健康管理スキル
主催団体 「一般社団法人 日本オンライン資格推進機構(JOCP)」
資格を取るまでの流れ 1. スマホで試験範囲を学習 2. 主催団体へ試験の申込をして受験 3. 試験に合格し資格取得
受講料 18,000円
受験方法 スマホでテキストを読みながら勉強し、そのままスマホで受験。

2-5. 食生活アドバイザー(R)

「食生活アドバイザー」とは? 自分と家族の「豊かな食生活の基盤づくり」を考えた食生活を目指すための検定。 目標が立てやすいため、検定方式で勉強したい方におすすめ。
学べる内容 ■2級、3級共通 ・栄養と健康 ・食文化と食習慣 ・食品学 ・衛生管理 ・食マーケット ・社会生活
主催団体 「一般社団法人 FLAネットワーク協会」
受験資格と受験料 ・3級:(受験資格)なし(受験料)5,000円 ・2級:(受験資格)なし(受験料)7,500円 ・3級と2級の併願:(受験料)12,500円
食育資格取得の通信講座  食育資格取得の通信講座

3. 子供に食の安全を!子供の食事に特化した食育資格

次に、子供ための食育資格をご紹介します。 「大切な子供が口にする食べ物には常に気を配りたいけど、うまくできているか不安」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか? そんなとき心強いのが子供の食事に特化した食育資格。 デリケートな子供の食事に関する知識を学ぶと、適切な食育が可能です。 ここでは以下の基準を満たす取得しやすい資格のみを厳選しご紹介します。 ・試験の難易度が低い ・自宅で勉強できる ・講座や主催団体の公式サイトがきちんと更新されており、資格取得までの案内がわかりやすい ※受験料など、記載されている料金はすべて税込価格です。

3-1. 幼児食インストラクター

「幼児食インストラクター」とは? 好き嫌いや遊び食べ・アレルギー対策など、小さな子供にありがちな食に関する悩みを解決するための資格
学べる内容 ・体の成長 ・味覚や脳の発達 ・アレルギー対策 ・成長別のレシピや食事のつくり方 ・子供の行動理由 ・病気時のケア
主催団体 「一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)」
資格を取るまでの流れ 1. 通信講座などで範囲を学習 2. 学習修了後、好きな時間に受験 3. 試験に合格し資格取得
受講料 28,600円 ※主催団体の指定する講座の受講料。受験料が別途必要。
受験方法 カリキュラム修了後に在宅で受験。

3-2. アレルギー対応食アドバイザー

「アレルギー対応食アドバイザー」とは? 子供のアレルギー対応食を作るための知識や技術・美味しく食べてもらうためのコツが学べる。
学べる内容 ・美味しいアレルギー対応食の作り方 ・栄養のバランス ・子供が学校や社会の場で安全に過ごすためのサポート方法
主催団体 「一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)」
資格を取るまでの流れ 1. 通信講座などで範囲を学習 2. 学習修了後、好きな時間に受験 3. 試験に合格し資格取得
受講料 41,800円 ※主催団体の指定する講座の受講料。受験料別途必要。
受験方法 カリキュラム修了後に在宅で受験

3-3. 幼児食アドバイザー

「幼児食アドバイザー」とは? 子供の栄養バランスを考えた食事の知識を習得し、子供の食事に悩んでいる方へアドバイスができる方に認定される資格
学べる内容 ・子供向けの栄養バランス ・幼児向けの食育 ・幼児食理論
主催団体 「一般社団法人 母子栄養協会」
資格を取るまでの流れ 1. オンラインで講座を受講 2. 調理課題の写真と筆記試験の回答を指定先へ送付する 3. 試験に合格後に資格取得
受講料 41,000円 ※主催団体が開催しているほかの講座を受講済みの場合は39,000円。
受験方法 在宅で受験し、写真や回答を指定先へ送付する。

4. 「食育資格」の取得なら通信講座でラクラク取得!

「家族の健康のために食育資格できちんと理解を深めたい!」。 そう願っている方には、マイペースで資格の学習を進められる通信講座をおすすめします。 数ある通信講座の中から特におすすめしたいのは「SARAスクールジャパン」と「諒設計アーキテクトラーニング」の講座です。 ・講師への質問が無制限 ・最短2ヵ月で資格の取得が可能 ・試験免除で2つの資格が同時取得できる講座あり ・(基本講座)59,800円 (試験免除の講座)79,800円 試験免除の講座を選択すると、「食育健康アドバイザー」および「管理健康栄養インストラクター」の2つの資格が一度に取得できます。 家事や育児で忙しい方でもスキマ時間で資格の取得を狙えます!

5. 食育資格が役立つ国家資格または職業

食育の資格の中には仕事に活かせるものもあります。 就職に非常に有利な、食育の勉強が活かせる国家資格や職業をご紹介します。

5-1. 栄養士

「栄養士」とは? 栄養士養成施設で子供から高齢者までの健康と栄養について学び、施設の卒業と同時に資格が取れる。 特定給食施設や介護老人ホームなど活躍できる場は多い。
取得条件 以下のいずれかを達成することが条件 ・管理栄養士養成施設で4年の修業を積む ・栄養士養成施設で2〜4年の修業を積む
主催団体 「公益社団法人 日本栄養士会」

5-2. 管理栄養士

「管理栄養士」とは? 栄養に関する国家資格。 病気や加齢が原因で食事が摂りづらい方を対象にした食事の提案やレシピの考案。 学生の給食管理や老人ホームでの食事管理など多くの方の食育を助ける。
取得に必要な資格 栄養士の免許と管理栄養士免許
主催団体 「公益社団法人 日本栄養士会」
受験資格 栄養士養成施設で2年以上の知識の習得と実務経験を経て、栄養士免許を取得する。 栄養士免許を所持した上でさらに実務経験が1年〜3年以上の者
受験料(税込) 6,800円
受験申請 受験願書とその他必要な書類を送付
受験方法 指定された会場にて筆記試験
合格基準 200点満点中120点以上
合格率 64.2%(2021年の試験)
試験難易度 合格率が64.2%とそれほど高い数値ではなく、取得はやや難しい。 ただし取得すれば選べる仕事の種類が非常に幅広くなる。

5-3. 調理師

「調理師」とは? 調理以外にも食材の仕入れや新しいメニューの考案など「食」に関するあらゆる仕事を担当する方に認定される。
取得に必要な資格 調理師免許
主催団体 「公益社団法人 調理技術技能センター」
受験資格 ・中学校卒業以上の学歴 ・2年以上調理業務に従事していること
受験料(税込) 6,400円(東京都で受験する場合)
受験内容 全60問、マークシートによる四肢択一方式
合格基準 筆記試験のうち正答率が6割以上で合格
合格率 70%(令和2年の試験)
試験難易度 合格率が7割ほどで難易度は低め。 ただしここ3年で合格率が右肩上がりのため、調整を目的に問題の難易度を上げる可能性がある。

食育資格の学校について

食育資格専門の学校というのは、現在ほとんど存在していないようです。上位資格である栄養士は大学や専門学校が存在しますから、こうした分野の勉強の一環として取得する人もいます。一方で、一般的には通信教育や各団体が実施する講座を受講することで資格取得につながるようなシステムとなっていることが非常に多いのが現状です。

食育資格の試験難易度

食育資格の試験難易度はやや標準的なもののどちらかというと簡単な部類に入ります。他の資格と比較すると、栄養学や人体の成り立ちから、諸外国の食育事情にいたるまで幅広い知識が必要となりますから、真面目に取り組めば取り組むほど、その知識の習得の難易度は上がるでしょう。ただ、資格試験自体はそこまで難解ではない特徴もあります。資格取得後も、継続して知識を身に着けていく必要があり、あくまで資格は一つの途中経過といった捉え方が正しいでしょう。

食育資格の給料・年収

食育資格の給料はそこまで高いものではなく、純粋なもので年収で200万から300万、よく行く方は400万ほどが実情でしょう。ただ、他のメインの仕事を持っており、それにプラスアルファしてキャリアアップを目指すことで、さらに年収を高めていくことは可能です。また、個人で名が売れている方にとっては、個人で自営業として仕事をすることができますから、頑張りと知名度、人気次第でより多くの年収を手にすることが可能でしょう。

食育資格取得後は

食育資格取得後は、多くの人が食育の知識とスキルを活かせる、食事の環境に接する職種に就くことが多いようです。飲食業をはじめとして、学校教育、施設の食事管理、自然食の舞台など活躍の場は様々であり、それぞれのフィールドで食育を実践していく形となります。また、知識を高め、講演やワークショップなどの活動をしている人も多く、ビジネスとしての幅の広がりも期待できます。

6. まとめ

自宅学習でも気軽に取得できる食育資格を8種類ご紹介しました。 気軽といっても、食育の基礎をしっかり押さえた学習ができるため、得られる知識は有用です。 「SARAスクールジャパンの食育資格取得の通信教育講座」と「諒設計アーキテクトラーニングの食育健康アドバイザーW資格取得講座」には、1つの講座で「食育健康アドバイザー」と「管理健康栄養インストラクター」の2つの資格を取得できる講座があります。 この2つの資格はともに食育の基礎をまんべんなく学べる内容で、食育入門としてもおすすめです。