和食は私たち日本の大切な食文化です。しかし、海外の料理やジャンクフードなどが輸入してきたことで私たちの生活は和食から洋食へと大きく切り替わってきました。しかし、海外で日本食ブームが起こったことで、私たちは改めて日本食の良さや美しさに気付きました。平成25年には和食がユネスコの無形文化遺産にも登録され、和食はますます注目を浴びています。そんな中、和食に関する資格が作られています。いったいどんな資格があるのでしょうか。今回は和食の資格に関する人気の資格徹底比較とともにご紹介します。
人気 和食ソムリエ
和食ソムリエとは基本的な和食の知識・技術・技能を持っている人の贈られる資格です。日本安全食料料理協会が認定している資格の一つで、だしの種類や包丁の種類、煮物の作り方などの知識が問われます。
しかし、和食ソムリエといっても料理人しか取れない資格ではありません。受験資格は特にないので、興味がある人は誰でも取れるのが和食ソムリエです。そのため、料理人だけでなく、健康を考える主婦などからも人気の資格になっています。
日本料理ソムリエ
日本料理ソムリエは日本インストラクター技術協会が認定している資格です。教える力を中心とした資格認定を行っており、資格の取得後は教室やセミナーを開くことが可能になっています。
日本料理は人気になっていますが、いざ自分で作ろうと思うと難しいものが多いです。そのため、日本料理を習いたい・教室に行きたいと考える人が増えています。需要がある今だからこそ日本料理ソムリエの資格を取る人も多いのです。
和食検定
和食検定はほかの資格と違い、料理に関する知識だけでなく、和の食文化を継承・発信していくために必要な専門知識と実務知識の理解が必要な資格です。マナーや慣習などの知識も問われます。
受験資格はなく、さらに国籍なども関係ないので外人でもとれるようになっています。また試験方法は筆記試験だけになっていますので、和食に関する資格の中でも受けやすい試験で人気になっているようです。
和食マイスター
和食マイスターは日本伝統食文化を幅広く学び、和食の美味しさや楽しさを理解し、伝えることのできるスペシャリストです。和食にはこれまでの歴史や特徴・調理・作法・マナーなどさまざまな知識があります。私たち日本人はそのことを忘れ、和食を軽視してきました。
しかし、和食が注目されている今だからこそ、その良さを再発見できれば、今よりもっと『和』が身近なり、日本の食文化の素晴らしさを知ることができます。それを広めるのが和食マイスターの役割です。
和食アドバイザー検定
和食アドバイザー検定とは和食の知識やスキルを習得し、その魅力や素晴らしさを多くの人々に伝えることのできる人材を育成することを目的としている検定です。ユネスコの無形文化遺産に登録されたことで注目を集めた和食に関する検定になっています。
この検定では和食アドバイザーとジュニア和食アドバイザーという2つの資格を取得することができ、最初にジュニア和食アドバイザーの資格を取得することで、和食アドバイザーの試験が受けられるような仕組みになっています。また、ジュニア和食アドバイザーは在宅受験になっていますが、和食アドバイザーは実技試験があります。