資格はスキルを客観的に証明できるため、正しい知識が身に付くだけでなく、仕事においても役に立ちます。
アクアリウムクリエイターは、アクアリウムに関する専門知識が習得できるため、今まで趣味として楽しんでいたものを仕事にできる資格の一つです。
本記事ではアクアリウムクリエイター資格について、資格概要や活かせる職業、資格取得にあたっておすすめの通信講座を紹介します。
アクアリウムクリエイターとは、アクアリウムの基礎や水温の調節方法、機器類に関するスキルなどアクアリウムに関する様々な知識を保有している人に認定される資格です。
アクアリウムは水草や熱帯魚を用いて水中世界を表現する、水槽を含めた設備全体を指します。
日本デザインプランナー協会(JDP)が発行していて、デザイン技術の各スキルが一定以上ある証明になります。
アクアリウムには心をリラックスさせる効果があり、企業からの注目も高まっているため、資格を保有していると様々な活動が可能でしょう。
アクアリウムは専門性が求められる仕事であるため、資格を保有していると客観的なスキルの証明になり、就職でも役に立つでしょう。
資格を活かせる職業はいくつかあるので、紹介します。
アクアリウムクリエイターは、アクアリウムショップや熱帯魚店などで資格を活かしてスタッフとして活躍できます。
来客の悩みに答え、適切な商品を提案する他に、新しく販売される商品について学習するといった継続的な努力が必要です。
アクアリウムクリエイターの資格を活かし、プロとして水族館などの専門施設へ就職できます。
魚の世話だけでなく水槽の掃除や病気の魚への対応など幅広い知識が求められますが、お客様の喜んでいる姿を見られるため、大きなやりがいを感じられる仕事です。
アクアリウムクリエイター資格があれば、アクアリウムに関する専門知識を教える講師として活躍できます。
講師は自宅やカルチャースクールでの活動の他に、独立開業や副業としての活動も可能です。
アクアリウムに関連する団体によっては講師養成の講座を開催しているところもあるため、活用してみるのもいいかもしれません。
アクアリウムクリエイター資格を取得する方法は主に2つあります。
一つは日本デザインプランナー協会が実施する認定試験に合格する方法、もう一つは協会認定の通信講座の特別講座を受講してコースを卒業する方法です。
以下に、アクアリウムクリエイター資格の試験概要を紹介します。
受験料 | 10,000円(税込み) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
誰でも在宅で受験できるため、普段の生活が忙しい方でも挑戦しやすい点が魅力です。
試験は年6回、偶数月に開催されていて、前月末までにインターネットから申し込みが可能です。
試験期間は月の後半に6日間設けられているため、あらかじめ計画を立てて取り組みやすいでしょう。
一方、協会認定の通信講座には「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」が実施しているものがあります。
これらの通信講座の特徴は、特別講座に試験免除で資格が取得可能な卒業課題が付いている点です。
特別講座を受講して課題を提出すると、アクアリウムクリエイター資格とビオトープアーティスト資格が認定されます。
協会認定の通信講座は、忙しい方でも続けやすい学習カリキュラムが用意されているため、効率的に試験対策を行いたい方におすすめです。
通信講座の利用は独学より費用がかかるものの、得られるメリットも大きいため、自身の状況に応じて受講を検討してください。
アクアリウムクリエイター資格を取得できる通信講座には「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」があります。
どちらも協会認定の通信講座で、基本講座と特別講座が用意されていて、特別講座の受講を終了すると資格が認定される仕組みです。
2つの認定講座の違いや特徴を、ご紹介します。
諒設計アーキテクトラーニングでは、2つの資格を同時取得できる「アクアリウムクリエイターW資格取得講座」が用意されています。
「アクアリウムクリエイターW資格取得講座」は、アクアリウムクリエイター資格とビオトープアーティスト資格の試験対策ができます。
基本講座の内容は、以下の通りです。
対象となる資格 | アクアリウムクリエイター ビオトープアーティスト |
受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
基本講座には試験が免除となる卒業課題が付いていないため、講座受講後は自身で別途受験料を負担して、資格試験に合格しなければなりません。
初期費用を抑えながら、専門のテキストを用いて効率的に学習できるほか、添削などを通じてプロのサポートを受けられる点が魅力です。
一方、スペシャル講座の内容は以下のようになっています。
対象となる資格 | アクアリウムクリエイター ビオトープアーティスト |
受講料 | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
こちらが試験免除で資格が取得できる卒業課題が付いた、特別講座です。
卒業課題の提出によって、アクアリウムクリエイター資格とビオトープアーティスト資格が認定されます。
基本講座と比較して受講料が2万円アップしますが、短期間で確実に2つの資格を取得できる点がおすすめです。
SARAスクールジャパンも、「アクアリウム資格取得講座」の受講で、アクアリウムクリエイター資格とビオトープアーティスト資格の試験対策が同時にできます。
基本コースの内容は、以下の通りです。
対象となる資格 | アクアリウムクリエイター ビオトープアーティスト |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
こちらの基本コースにも、試験免除となる卒業課題は付いていません。
資格取得のためには、自身で試験に申し込み、試験に合格する必要があります。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | アクアリウムクリエイター ビオトープアーティスト |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
こちらが試験免除を受けられる、特別講座です。
卒業課題の提出により、アクアリウムクリエイター資格とビオトープアーティスト資格が認定されます。
初心者にもわかりやすい教材でプロの指導を受けられる点や、隙間時間を活用して確実に2つの資格を取得できる点を考慮すると、受講する価値は十分あるでしょう。
2つの特別講座でアクアリウムクリエイター資格と同時取得できるビオトープアーティストは、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行している資格です。
ビオトープの作り方や楽しみ方はもとより、アクアリウムの知識も身に付いている人に認定されます。
日本インストラクター技術協会の資格は、講師資格としても有効なため、資格取得後は自宅やカルチャースクールで講師活動が可能です。
アクアリウムクリエイター資格は、アクアリウムの基礎やコケ、水草の管理や照明機器などアクアリウムに関する一定の知識がある証明になります。
資格取得後は、趣味としてアクアリウムを作って楽しむのはもちろん、アクアリウムに関わる仕事でも活躍可能です。
アクアリウムは手軽に始められると同時に、奥深さも兼ね備えているため、専門知識を保有していると重宝されるでしょう。
アクアリウムクリエイター資格に興味を持った人は、ぜひ上記の協会や通信講座のサイトをチェックしてください。