健康やストレスの発散のためにウォーキングをする人は多く、正しいウォーキングの姿勢や知識を持つウォーキングのエキスパートには一定の需要があります。
そんなウォーキングのエキスパートについて、仕事内容や就職場所を紹介しつつ、資格取得の必要性やおすすめの通信講座などをまとめました。
ウォーキングのエキスパートに興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
ウォーキングとは単に歩くだけでなく、健康を意識しながら、やや早足で歩くことです。
ランニングやジョギングに比べ、比較的手軽にできる有酸素運動として、老若男女問わず人気のある健康法です。
ただし正しい姿勢ややり方を知らないと、体に負担をかけたり、怪我をしてしまったりすることがあります。
ウォーキングの正しいやり方を伝え人々の健康を向上させるサポートをすることが、ウォーキングのエキスパートの仕事です。
ウォーキングは、正しい知識を基に行わなければ体に不調が出る可能性があるため、趣味でウォーキングをしているというだけでは就職の際に有利に働きません。
ウォーキングのエキスパートを生業にする場合は、資格の取得が望ましいでしょう。
ウォーキングの知識は、医療系や福祉系の学校や通信講座などで学べ、資格取得後は資格や卒業証明書の提示で、ウォーキングに対する知識をアピールできます。
その中で医療系や福祉系の学校へ通う場合は、ウォーキングに加えて体の仕組みや健康について深く学べます。
しかし多額の学費や通学費がかかるうえ、資格取得までに数年かかる場合もあるため、急いで資格を取得したい場合はおすすめできません。
さらに副業でウォーキングのエキスパートを目指す人にとっては、現在の生活スタイルを大きく変える必要があるでしょう。
一方、通信講座ではウォーキングに限定しつつ、在宅で学習できることから、コスパよく資格取得が目指せます。
学校に通う時間や経済的な余裕がない人は、通信講座の利用を検討するといいでしょう。
ウォーキングのエキスパートの仕事は、勤務場所や仕事内容によって年収が違います。
ここでは、ウォーキングのエキスパートの主な勤務場所や仕事内容、年収の概算を解説していきます。
ウォーキングのエキスパートの知識は、スポーツメーカーやアウトドアメーカーの社員の仕事に活かせます。
仕事内容は、ウォーキングに関連するアイテムの開発や販売などが考えられます。
またウォーキング以外のアイテムの開発や販売に携わっている場合にも、ウォーキングの知識が役立つ場面もあるでしょう。
年収は会社の規模にもよりますが、400〜900万円が目安です。
ウォーキングのエキスパートには、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとして、ウォーキングを直接指導する仕事もあります。
仕事内容はウォーキングの指導やレッスンなどが挙げられます。ウォーキングだけでなく、体操やヨガなどの講座を開設することもできるでしょう。
就くジムや会社ごとに異なるものですが、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとしての年収は350万円〜600万円程度と考えられます。
ウォーキングのエキスパートの知識はウォーキングに関する仕事に就きたい人や、正しいウォーキングで健康や美容に役立てたい人に向けて、カルチャースクールや自宅で講師として開業などにも利用可能です。
仕事内容は座学や実技を交えながらウォーキングを教えていくことになるので、教室を借りる場合は広い部屋を借りる必要があります。
年収はパーソナルトレーナーとして料金を自分で自由に設定することになりますが、年収1,000万円を超えることも夢ではありません。
また有名なウォーキングのエキスパートになれば、講演や書籍の販売でさらに高い年収が期待できます。
ウォーキングのエキスパートとして仕事をするうえでのやりがいは、相談者や教え子の体調がよくなる様子を身近に感じられる点です。
ウォーキングはダイエットや運動不足解消だけでなく、ストレス発散やメンタルの安定につなげられます。
ウォーキングを極めることで相談者が元気を取り戻したり、容姿に自信を取り戻したりすると、自分のことのように嬉しくなるでしょう。
一方で、ウォーキングのエキスパートを目指す場合に注意しなくてはならない点が2つあります。
1つは相談者の話に耳を傾けることです。
ウォーキングの姿勢は、人それぞれです。
怪我の有無や体調、年齢などによって歩き方にも癖があり、すぐに改善するものではありません。
相談者の性格や思いに寄り添いながら、ウォーキングの指導を行うといいでしょう。
もう1つは自分の歩く姿勢を意識することです。
ウォーキングのエキスパートとして人前に出る際は、正しいウォーキング姿勢を保たなければなりません。
常にウォーキングのスキル向上を意識し、学び続ける姿勢が大切でしょう。
ウォーキングのエキスパートに関連する資格は、いくつか発行されています。
その中でも代表的な資格について、以下の3つをみていきましょう。
ウォーキングトレーナーは、メディカル・フィットネス協会(MFA) がウォーキングの指導に長けた人物を育成するために発行している資格です。
MFAでは、医学とスポーツ科学を融合させ、健康管理を行おうとする目的から、様々な情報を発信しています。
ウォーキングトレーナー養成講習会のカリキュラムを受講すると、ウォーキングトレーナー養成講習会修了証が受け取れます。
歩き方インストラクター資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行している資格です。
JIAでは、インストラクターや講師向けの資格を多く取り扱っています。
歩き方インストラクター資格は、ウォーキング時のフォームやコース提案ができるスキルを認定する資格です。
ウォーキングアドバイザー資格は、日本生活環境支援協会(JLESA)が美容や健康の資格の1種として発行している資格です。
JLESAでは、生活に密着したスキルを認定する資格を多く発行しています。
「健康ウォーキングアドバイザー」という資格がありましたが、現在は「ウォーキングアドバイザー」に名称変更されました。
ウォーキングのエキスパートとして就職を希望する際に、資格は必須ではありません。
しかし、ウォーキングのエキスパート資格を取得すれば、就職や転職で有利になるでしょう。
その中でも特におすすめの資格をご紹介すると、以下の2つがあります。
スポーツジムのインストラクターや、カルチャースクールのウォーキングインストラクターとして働きたい人には、「歩き方インストラクター」がおすすめです。
資格の内容は、ウォーキングの効果を学んだり、ウォーキング時のフォームや一人ひとりにあったコースやペースを提案したりできるスキルなどです。
ウォーキングに関連する幅広い知識を会得していることの証明になるので、インストラクターとして活動したい人に最適な資格といえるでしょう。
ウォーキング初心者であっても、資格取得後は講師としての活動も検討できるでしょう。
以下は協会が行う歩き方インストラクター資格の内容です。
受験料 | 10,000円(税込) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
また、試験日程を解説していきます。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
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申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌々月の20日 |
試験は2ヶ月に1回、該当月の20日から25日の6日間に試験が行われ、合格発表は翌々月の20日です。
試験期間も6日間用意され、幅広い人が受験しやすい環境が整えられています。
自分のタイミングで受験申込ができるため、学習計画も立てやすいでしょう。
スポーツ用品やアウトドア用品メーカーの社員や、講師としてウォーキングの良さを広める活動を考えている人には、「ウォーキングアドバイザー」がおすすめです。
生活に密着した資格を多く手掛ける協会の資格であることから、ご自身や家族の健康にウォーキングの知識を取り入れたい場合にも有益でしょう。
なお以前は健康ウォーキングアドバイザーという名称でしたが、試験の内容や合格基準に変更はありません。
以下は協会が行うウォーキングアドバイザー資格試験の内容です。
受験料 | 10,000円(税込) |
---|---|
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
また試験の内容は、以下のようなものです。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
---|---|
申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌々月の10日 |
ウォーキングアドバイザー資格は、在宅で受験でき、受験資格はとくにありません。
受験を希望する人は、該当月の1ヶ月前から申し込めるため、忘れずに手続きを行いましょう。
試験の結果も比較的早く発表されるため、副業しながらウォーキングアドバイザーを目指したい人にとっても魅力的です。
歩き方インストラクターとウォーキングアドバイザー資格は、協会が認定した2つの通信講座があり、コースによっては試験免除で2つの資格取得も目指せます。
最短で試験合格を目指す場合は、いずれかの利用がおすすめです。
1つの教材から資格の同時取得を目指せるだけでなく、認定講座としての大きなメリットを受けられます。
諒設計アーキテクトラーニングの「ウォーキングアドバイザーW資格取得講座」は、自宅にいながらウォーキングの基礎知識や技能が学べる講座で、基本講座とスペシャル講座内容の2つがあります。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 歩き方インストラクター ウォーキングアドバイザー |
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受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
諒設計アーキテクトラーニングは協会に認定されている講座であることから、過去問題や試験対策も万全です。
また添削も5回あり、在宅学習でも学習を定着させ、効率的に勉強を進められます。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 歩き方インストラクター ウォーキングアドバイザー |
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受講料 | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
スペシャル講座は、試験免除になる卒業課題1回分が追加されています。
卒業課題はテキストの内容を理解していれば、合格を目指せる内容です。
確実に2つの資格を希望する人や資金に余裕のある人に最適な講座といえるでしょう。
テキストや添削内容も充実しているうえ、無料で質問にも応じてくれます。
在宅での受講でも続けやすいように工夫された内容で、資格取得の近道となるでしょう。
資金に余裕がある人はスペシャル講座を検討してみてください。
SARAスクールジャパンの「ウォーキング資格取得講座」は、初めての学習でも効率的にウォーキングのエキスパートが目指せるような教材と添削指導を受けられる講座です。
基本コースとプラチナコースの2種類が用意されています。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 歩き方インストラクター ウォーキングアドバイザー |
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受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
基本講座は、自分で試験を受験して資格を目指す人におすすめです。
テキストは初級、中級、上級編に分かれており、初心者でも学習しやすいカリキュラムとなっています。
最短2ヶ月で学習できるため、資格取得を急いでいる人にも最適な講座です。
まずはどちらか片方の資格を取得しようという場合にもおすすめの講座といえるでしょう。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 歩き方インストラクター ウォーキングアドバイザー |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
プラチナコースは基本コースより2万円高い講座ですが、卒業課題の提出で確実に資格が取得できるメリットがあります。
分かりやすいテキストやプロによる添削が受けられ、ウォーキングの知識を深められます。
忙しい人でも1日30分学習すれば、半年で資格取得ができるでしょう。
最初から2つの資格取得を目指している人にとっても、魅力的な講座でおすすめです。
ウォーキングの資格はスポーツメーカーやアウトドアメーカーの社員、スポーツトレーナーや講師などに役立てられます。
ウォーキングのエキスパートとして活躍したい人は、専用の通信講座を利用して効率的に2つの資格取得を目指してみてください。
ウォーキングの正しい知識を知って堂々と歩く自分を想像しながら、資格講座の無料資料請求からスタートしてみるといいでしょう。
プライベートでも正しいウォーキング姿勢の知識が身につくので、ストレス発散や健康維持につなげられるでしょう。
相談者の歩く姿勢が美しくなり、表情もいきいきしていると、ウォーキングのエキスパートとして大きなやりがいを感じられます。