茶道は日本のおもてなしの心や礼儀作法が学べる伝統文化で、最近では外国人観光客からも人気があり、たくさんの人達から注目されています。
茶道アドバイザー資格は、茶道の知識を身につけたいと考えている方にはおすすめの資格です。
道場や教室に通い勉強しなければいけないイメージがある茶道ですが、通信講座で知識を習得できます。
ここでは茶道アドバイザー資格とはどんな資格なのか、活躍できる職業や資格取得の方法を解説します。
茶道アドバイザーは日本生活環境支援協会(JLESA)が主催している民間資格です。
茶道には道具の使い方一つでも細かく決まりがあり、お茶の始まり方など茶道の歴史から茶道道具の使い方、茶道の心得やお点前の方法など茶道の基礎知識が問われます。
茶道アドバイザー資格は、道場や教室に通う必要はなく試験の合格によって取得できます。
初心者の方でも挑戦できる資格のため、これから茶道を学んでいきたいという方におすすめです。
茶道アドバイザー資格の取得により、茶道に関する知識が身についている証明になります。
茶道のおもてなしの心は接客業などでも役に立つでしょう。
その中でも特に茶道アドバイザー資格が役に立つ職業を紹介します。
それぞれ詳しく説明していきます。
茶道アドバイザー資格の取得によって、茶道教室の講師として活動もできます。
茶道教室には茶道に興味を持った方々が学びにきます。
課外学習で学生の方々や、日本の文化に興味を持った外国人に教える場合があります。
資格を取得していれば学生や外国人からの信頼感も上がり、よりたくさんの人達に茶道のすばらしさを伝えられるでしょう。
旅館でも、茶道アドバイザー資格は役に立ちます。
旅館によって外国人旅行客に人気の茶道を体験できるサービスを提供しているところでは、茶道の楽しさやおもてなしの心を教えます。
茶道を初めて体験する方も多いため、気軽に楽しんでもらえるように工夫すると良いでしょう。
また、旅館での接客においても茶道のおもてなしの精神は欠かせません。
茶道をサービスとして提供していない旅館でも、茶道で学んだ心得や所作は役に立つ場面は多いでしょう。
カフェや日本料理店などの抹茶を提供する飲食店でも役に立つ場面はあります。
最近ブームの和カフェでは、若い人や外国人旅行客を中心に抹茶を楽しむ人々が増えています。
抹茶を立てたり、気軽に楽しめる抹茶メニューを考えたりと抹茶と和スイーツを楽しんでもらえるカフェでは活躍できるでしょう。
また、日本料理店でも抹茶を提供しているところもあります。
抹茶を立てる場合もありますが、茶道で学んだおもてなしの心で接客できるためより質のいい接客を行えます。
茶道アドバイザーを取得する方法は2つの方法があります。
日本生活環境支援協会(JLESA)が主催している資格試験に合格する方法と協会が認定している通信講座を受講する方法です。
以下は日本生活環境支援協会(JLESA)が主催している資格試験の内容になります。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
試験は在宅受験になるため忙しい人や地方に住んでいる方でも都合を付けて受験しやすいです。
受験条件も特に設けられておらず、受験資格は誰にでもあります。
また、試験も年に6回と開催回数が多いため初心者の方でも挑戦しやすい試験になります。
通信講座による資格取得の方法は、資格協会が認定した講座を受講し、卒業と同時に資格取得が可能です。
試験概要に直結した内容のカリキュラムで学習するため、効率よく出題範囲を習得できる利点があります。
茶道アドバイザー資格が取得可能な通信講座は「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」があります。
どちらの講座も2種類のコースがあり、自分の予算や都合に合わせて選択可能です。
それぞれの通信講座について詳しく説明していきます。
諒設計アーキテクトラーニングでは、茶道アドバイザーとお点前インストラクターの2つの資格が取得可能です。
コースは「基本講座」と「スペシャル講座」の2つです。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 茶道アドバイザー お点前インストラクター |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6カ月 (最短2カ月) |
添削回数 | 添削5回 |
基本講座は添削5回を提出し学習に目途がついた時点で試験に挑み、合格すると資格取得が可能です。
なるべく受講費用を抑えて学習したい人におすすめのコースです。
スペシャル講座の概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 茶道アドバイザー お点前インストラクター |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6カ月 (最短2カ月) |
添削回数 | 添削5回+卒業課題1回 |
スペシャル講座では添削5回と卒業課題の提出によって試験免除で2つの資格が取得できます。
確実に資格取得を目指したい人はスペシャル講座がおすすめです。
SARAスクールジャパンでも2つの資格を取得可能です。
「基本コース」と「プラチナコース」の2つが用意されており、自分の予算や希望に合わせてコースを選べます。
基本コースの概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 茶道アドバイザー お点前インストラクター |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6カ月 (最短2カ月) |
添削回数 | 5回 |
1日30分の学習継続によって、6カ月でカリキュラムを完了できるペース配分となり、受講後は茶道アドバイザー資格を受験し合格を目指します。
学習カリキュラムは初心者の方にも優しく組まれており、短期間でも無理がない学習が可能です。
茶道の基本と心得から学べるため知識がない方でも、挫折せずに進められます。
プラチナコースの概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 茶道アドバイザー お点前インストラクター |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6カ月 (最短2カ月) |
添削回数 | 添削5回+卒業課題1回 |
プラチナコースでは卒業時に試験が免除され、茶道アドバイザー資格とお点前インストラクター資格の2つの資格を同時取得できます。
集中して学習すると最短2カ月で資格取得が可能となり、短期間で2つの資格が確実に取得できるのがプラチナコースの魅力です。
同時に取得できるお点前インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JID)が主催している民間資格です。
茶道アドバイザーと同じく茶道の基礎知識習得の証明となります。
将来的に茶道教室の講師やインストラクターとして活動したいと考えている方は、2つの資格の所持によってより信頼感が増すため、仕事を得やすくなるでしょう。
茶道アドバイザーは茶道を仕事にしたいと考えている方には知識の証明になるため、取得しておいて欲しい資格の一つです。
また、茶道はおもてなしの精神が学べるため、全ての接客業で役立ちます。
資格取得後は、茶道教室の講師や旅館などの接客業で活躍できるでしょう。
仕事だけではなく普段の所作が美しくなるため、自分磨きをしたいと考えている方にもおすすめです。
茶道アドバイザー資格は、道場に入ったり茶道教室に通ったりする必要はなく、通信講座で学べるため忙しい人でも気軽に挑戦できます。
茶道に興味がある人や自分磨きとして茶道を始めてみたいと思う人は、資格協会や通信講座のサイトから、更なる詳細を確認してみてください。