資格取得は実力や知識の証明になるだけでなく、自分の中で新しい世界を広げ、豊かな生活を送るための趣味にもなります。
華道アドバイザー®も、華道の基礎や歴史に加えて流派による活け方の違いを学び、生け花を通じて日々の生活に潤いをもたらす資格です。
ここでは華道アドバイザー®資格について、その魅力や通信講座の紹介を含めた資格の取得方法、資格取得後に活かせる職業を紹介します。
華道の基礎知識に加えて、歴史や流派による花の生け方の様式などの知識を保有している人に認定される資格が華道アドバイザー®です。
日本生活環境支援協会(JLESA)が発行する資格で、生活に関する技術の各スキルが一定以上ある証明になり、履歴書にも記載できます。
生け花は花の美しさだけでなく、四季の移り変わりも感じられるので、心や体をリラックスさせるのにも役立ちます。
資格取得後に活用できる職業について紹介します。
華道アドバイザー®資格を活かして独立開業ができます。
その中でも代表的なのが、自宅やカルチャースクールでの講師活動といえるでしょう。
最近では海外から日本伝統文化への注目も高いため、外国人向けの華道教室などもいいかもしれませんね。
資格取得の過程で取得した知識を活用して、自身の感性に合う流派に入門し、修行を積んで師範を目指す方法もあります。
実を結ぶまで時間もかかりますが、その分様々な可能性や将来性がある仕事です。
資格を活かし一般企業に就職し、空間演出などの業務も可能です。
冠婚葬祭にまつわる場面や宿泊施設、飲食店など様々な業界でお花のディスプレイは必要とされます。
自身の作品が評価された時の喜びは素晴らしいものに違いないでしょう。
華道アドバイザー®資格を取得する方法は主に2つあります。
一つ目は日本生活環境支援協会が実施する試験に合格する方法で、もう一つは協会認定の通信講座の特別講座を受講してコースを卒業する方法です。
以下は、日本生活環境支援協会が実施する華道アドバイザー®資格の試験概要です。
受験料 | 10,000円(税込み) |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
受験資格は特にないため、誰でも簡単に在宅で受験できる点が魅力です。
試験は年6回、偶数月の末に開催されており、試験開催月の前月末までにインターネットから申し込む必要があります。
答案は期限内に郵送で提出しなければならないので、締め切りには余裕を持ちましょう。
一方、協会認定の通信講座には、「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」が実施しているものがあります。
これらの通信講座は、特別講座を受講して最終課題を提出すると試験免除となり、華道アドバイザー®資格が認定されます。
協会認定の通信講座は、初心者にもわかりやすい独自のテキストを用い、専門講師による学習サポートをおこなっています。
試験の受験条件は設けられていないため、試験免除の特別講座を利用するかどうか、自分に合った方法を考えましょう。
華道アドバイザー®資格を取得できる通信講座には「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」のものがあります。
どちらも協会認定の通信講座で、通常講座と特別講座が用意されており、特別講座を受講し終えると試験免除となります。
2つの認定講座の違いや特徴を下記にまとめてご紹介します。
諒設計アーキテクトラーニングでは、2つの資格を同時取得できるカリキュラムのため「華道アドバイザー®W資格取得講座」の受講で、華道アドバイザー®資格と花の活け方インストラクター資格が取得できます。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 華道アドバイザー® 花の活け方インストラクター |
受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
基本講座には、資格試験免除となる卒業課題が付いていません。
それ以外の教材内容や学習サポートに関しては、後で述べるスペシャル講座と同じです。
独学よりも費用はかかりますが、効率的に資格試験対策をおこなえる点が魅力です。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 華道アドバイザー® 花の活け方インストラクター |
受講料 | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
こちらが試験免除を受けられる特別講座で、基本講座の内容に卒業課題が1回分付いています。
卒業課題の提出により、華道アドバイザー®資格と共に花の活け方インストラクター資格も取得となります。
基本講座と比較すると費用が2万円アップしますが、隙間時間を活用して確実に2つの資格が取得できるため、受講する価値があるでしょう。
SARAスクールジャパンも、「華道取得講座」を受講すると、華道アドバイザー®資格と花の活け方インストラクター資格が同時に取得できます。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 華道アドバイザー® 花の活け方インストラクター |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
こちらの基本コースにも、卒業課題が付いていません。
それ以外の教材内容はプラチナコースと同じです。
初心者にもわかりやすいオリジナルの教材で基礎知識を身に付けて、効率よく資格試験の対策ができます。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | 華道アドバイザー® 花の活け方インストラクター |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
こちらが試験免除を受けられる特別講座です。
卒業課題の提出によって、華道アドバイザー®資格と花の活け方インストラクター資格の2資格の取得となります。
基本コースと比較して費用は2万円アップしますが、短期間で確実に資格を取得したい人にはおすすめです。
2つの特別講座で華道アドバイザー®資格と同時取得できる花の活け方インストラクター資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行している資格です。
日本インストラクター技術協会は、指導を中心とした技術やスキルがある一定の水準以上である人に資格を認定しています。
資格取得後は、認定された指導力を活かした講師活動や一般企業で華道の技術を活かした活躍が可能です。
華道アドバイザー®資格は、華道の歴史や流派による花の生け方の様式などの基礎知識を保有する証明となり、資格取得後は講師活動や空間演出を手がける仕事での活躍が期待できます。
華道をたしなむと、日本文化の理解が深まるだけでなく、集中力や思考力が養われます。
お花に触れ、美しさや四季の移ろいを感じて、心をリラックスさせるのはいかがでしょうか。
興味を持った人は、華道アドバイザー®資格取得に向けて、ぜひ上記記載の協会や通信講座のサイトをチェックしてください。