資格の取得は、自身のスキルアップに繋がり、職業の選択肢を広げられるなど多くのメリットがあります。
山菜採り士も、山菜採りでのマナーや注意点や旬の山菜を理解できるようになり、他の人へ知識を共有できる魅力的な資格の1つです。
ここでは山菜採り士について、資格の取得方法や活用できる職業を紹介します。
山菜採り士とは、主に以下の知識を十分に身に付けている人が認められる資格です。
山菜採り士の資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しています。
資格取得後は、自宅やスクールで講師として活動が可能であり、山菜採りに関する自分の知識を人へ教える活動をしたい方におすすめです。
山菜採り士の資格取得後は、趣味として安全に山菜採りを楽しめる他にも、知識を活用して仕事に繋げられます。
履歴書に資格を記載して専門性をアピールできますが、それ以外にも活用できる職業を紹介していきます。
安全に山菜採りを楽しみたい方、自然散策を趣味とする方に向けて講師として指導する際に活用できます。
山菜採りをメインとした散策ツアーのイベントを開いたり、その他にはカルチャースクールや自宅で教室を開いて活動するなど、副業としての活動も期待できます。
山菜採りで気を付けるマナーやルールを理解しているため、安全に採れ、安心して食べられる山菜を販売できます。
有毒植物など、食べると危険な山菜もある為、山菜採りの知識を十分に活かした仕事です。
山菜採り士は、食品・飲食業界における仕事にも活用できる資格です。
例えば、日本食の飲食店や旅館などでは山菜を提供する機会も多く、調理や接客の場で知識を活かして働けます。
山菜採り以外の業務が主となる場合が多いですが、社員としての評価に繋がる有効な活用方法です。
山菜採り士の資格を取得する方法は2つあり、資格を発行する日本インストラクター技術協会が行う試験を受験して合格するか、協会認定の通信講座の特別講座を利用するかのどちらかです。
以下は日本インストラクター技術協会が行う山菜採り士の資格試験の内容です。
受験料 | 10,000円(税込) |
---|---|
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
受験条件は特に設けられておらず、誰でも受験できる試験となっています。
試験は自宅で受験が可能で、期日までに解答用紙を郵送で提出する形式です。
それに対して、専門の通信講座があり「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」の資格取得講座が協会に認定されています。
これらの資格取得講座には特別講座があり、卒業課題の提出が受理されると資格試験が免除され、山菜採り士の資格が取得できます。
それでは、協会認定の通信講座で展開されている講座の内容を紹介していきます。
山菜採り士を試験免除で取得できる「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」では、通常通り試験を受ける試験対策講座も展開されています。
2つの認定講座について、受験料などの内容を紹介していきます。
諒設計アーキテクトラーニングでは、「山菜ソムリエW資格取得講座」の中に、山菜採り士の試験に向けた教材が含まれています。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・山菜ソムリエ ・山菜採り士 |
---|---|
受講料 | 59,800円(税込) 分割 3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
試験対策については、山菜に関する書籍で独学する方法もあります。
ただし、過去の問題集などは市場で販売されておらず出題範囲も広い為、難易度は高くなってしまいます。
この基本講座では攻略テキストや模擬試験の他に添削も対応しており、十分な試験対策が行えて効率良く学習できます。
費用を抑えたい方、2つの資格のうちどちらかだけの取得で良いといった方におすすめの講座です。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・山菜ソムリエ ・山菜採り士 |
---|---|
受講料 | 79,800円(税込) 分割 3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
スペシャル講座は、基本講座の内容に加えて卒業課題を1回提出するコースです。
全ての課題をクリアし、コースを卒業すると資格取得試験が免除され、2つの資格が同時に取得できます。
その為、短期間で資格を取得したい方、確実に2つの資格を取得したい方におすすめの講座です。
SARAスクールジャパンでは「山菜資格取得講座」の中に、山菜採り士の試験に向けた教材が含まれています。
基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・山菜ソムリエ ・山菜採り士 |
---|---|
受講料 | 59,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
こちらの講座の基本コースも、学習テキストや添削課題の対応が充実しており、試験対策に活用できる十分な内容となっています。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・山菜ソムリエ ・山菜採り士 |
---|---|
受講料 | 79,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
こちらが試験免除される特別講座で、基本コースの内容に卒業課題1回が加わっています。
全ての課題をクリアして合格すると、試験免除で「山菜採り士」と「山菜ソムリエ」の2つの資格取得が可能です。
基本コースに比べて価格は高いのですが、関連する資格を複数取得できる点がメリットです。
山菜の分野における専門性をさらにアピールできる為、受講する価値のある講座と言えます。
2つの特別講座で山菜採り士と同時に取得できる山菜ソムリエの資格は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が発行しています。
山菜ソムリエは、山菜の種類、適切な下処理、保存方法、最適な調理方法などに関して十分に理解している方に与えられる資格です。
山菜採り士と合わせて資格を保有すると、採った山菜の調理方法や保存方法などをより詳しく人へ伝えられ、山菜に関する知識の幅が広がります。
料理教室を開くなど、より一層活躍の場が増えるでしょう。
山菜採り士は、山菜の採り方やルール、季節に応じた山菜の種類など、山菜採りに関する知識を身に付けている人に認められる資格で、取得後は講師や販売員として働く際に活用できます。
資格取得により身に付いた山菜採りの知識とスキルを使い、講座や販売などを通してその知識を共有する。
そうして他の人も生活に山菜を取り入れ、暮らしをより豊かにするサポートができるようになれたら、嬉しいですよね。
山菜採り士に興味を持った方は、資格を発行する協会や認定の通信講座のサイトを確認してみてください。